持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

勉強する意味を子供に問われたときのために

「勉強はなんのためにするの?」と自分の子供に問われたときのために、今のところ次の答えを用意しています。

  • 将来、君が何かをやりたいと思ったときに、それを実現する最初の一歩を踏み出しやすくするため
    • この観点では、運動能力を伸ばしておくのも同じくらい必要だ
  • 将来何をやりたいか分からない時期に、世界にはこんな分野もあるんだと知り、自分が熱中する分野に出会う可能性を少しでも高めるため
  • 分からなかったことを分かる、知らなかったことを知る喜びそのものを味わうため

本の面白さとは、自分にとって「新しい何か」を得る・味わうことだと思う

本の面白さとは、本を読んだあとに「ああ面白かった!」となるというのは、一体どういうことなのでしょうか。

以下の質問回答にある「自分の思考への刺激」という評価軸に私は賛同します。賛同しますが、もう一歩分解したいのです。
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

精神的な「刺激」とは何かを考えてみると、「今まで経験していなかったこと」と言い換えられる感じがします。つまり自分にとって新しいということ。本が面白かったときに感じる「新しさ」について自分の過去の読書体験を思い出すと、以下に分けられる感じがします。

  • 新しい考え方:今まで見た・知っていたものに対して、新しい視点を与えてくれた。「知識体系」と比較して、より生活に寄り添っていたり既知の分野に対して得られる刺激。
  • 新しい知識体系:今まで知らなかった分野を教えてくれた。「考え方」と比較して、そもそも世の中にそんな分野があったことを知らなかった、という読書体験。
  • 新しい文章技術:今までの読書では表れなかった、文章を書く技術・表現。映像や実体験ではなく読書(特に小説)特有の感動。
  • 新しいドキドキ:今まで経験してこなかった、新しい胸のドキドキ。語られる物語から得られる、理屈抜きでの感情。

「感じがします」とわざわざ書いているのは、自分の心でそういう感じがするというのが唯一の根拠であり、他の方々に適用できるかどうか全く分からないからです。しかし、このブログで読書録を記事にするときに、ただ「この本は面白いよ!」だとあまりにも稚拙だし伝えたいことが伝わらないでしょう。ほんの少しでも伝わるものが増えれば幸いという思いで、今後の読書記事ではこれらの「面白さ」のどれにあたっているのかを書き残すことにします。

未来と他人という、分かり得ないものに向きあうことがエンジニアリング:『エンジニアリング組織論への招待』広木大地

【追記 2018.11.09】
本書の出展、参考文献を調べ公開している人がいないかと検索していたら、目的は達成されなかったものの、自分のamazon 書評が2018.11.09時点でトップコメントになっていました。ありがとうございます。
Amazon.co.jp

再読しながら、出展を自ら調べるか…


ソフトウェアエンジニアリングが題材ではあるものの、エンジニアリングに関わる者(経営者、営業部門も勿論)すべてに新しい視点や手法を見せてくれる、良書です。内容や手法が多岐に渡るため私は1回読んだだけでは消化しきれていませんが、新鮮なうちに読書録を付けておきたいと思います。

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朱肉はシクオス一択。ハンコ文化に意味を見出だせないが消滅しない限りこれを使う

退職、入社で数々の書類のハンコ(印鑑)を押しました。ハンコ文化(というよりルール)は無くなれば良いという考えの持ち主ですが、ルールである限りは従わざるを得ません。

ここでオススメしたいのは、ハンコに必要な朱肉です。朱肉は「シクオス」一択です。

「敷く、押す」。
つまり、ハンコを押すときに下に敷く台が付いているのです。この台がハンコを押すのに絶妙な固さ・柔らかさであり、鮮明に押印できます。そして、寸法が小さく持ち歩き易い。退職・入社手続きが続いた日々は、常に鞄に入れていました。

ハンコが絶滅しないうちは、シクオスは手放せません。

サウナにメガネを着けて入ると、常温に戻る際にひび割れが入って使い物にならなくなるから要注意

コンタクトレンズに替える時間がなく、メガネのまま近場の温泉施設のサウナに入りました。直後はどうとも無かったのですが、家に帰るとなんだかずっとメガネが曇ったまま。何度拭いても曇りがとれません。よく見ると、メガネのレンズに細かい傷が無数に走っています

やってしまいました。「メガネを高温の環境にさらすな」という掟を破ってしまったと気づきました。サウナの入口近くにメガネ置き場がある理由も、経験をもって分かりました。サウナに入るときはメガネを外すか、コンタクトレンズにして行きましょう。

なお、そのメガネはJINSの8000円のモデルだったのですが、レンズ交換は5000円でした。持ち込んだその日に交換してくれることも考えれば、妥当な価格と感じました。

参考ウェブサイト

傷が入る理由は、コーティングとレンズの熱膨張率の差であるようです。
これでけは絶対NG(メガネを長持ちさせるために、これだけはやらないで) --- サトーメガネ

写真を撮るのを忘れてしまいましたが、以下のブログのメガネのようになってしまいました。
メガネをかけたままサウナに入るとどうなるのか? | 経験知