持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

これだけは言いたい

スペースシャトルが打ちあがると、世の中は急に宇宙ブームになった。
しかし、悪いニュースばかりが飛び交うのが悲しい。
たしかに、NASAのお役所体質は改善すべきだと思う。
しかしそれは今に始まったことではない。
問題が起きてから問題提起してもまったく意味はない。
そんなに打ち上げが危険だと言いたいのなら、なぜ打ち上げを中止させるまで反対しなかったのだ、といいたくなる。
NASAの打ち上げを許した側にも問題はある。
しかし、僕がニュースで伝えたいのは、NASAがいかに難しいことをやっているか、ということだ。
日本では人工衛星でさえ失敗だらけだ。
そんななかあんなでっかい船を打ち上げるなんて、すごすぎる。
これは、宇宙関係のことを勉強しているからこそ、わかることなのかもしれない。
ロケットエンジンを紙の上で計算するのでさえ、
衛星をただの箱のようなものと近似して設計するのでさえ、
空気を粘り気のあるものとしてみるだけでさえ、
僕たちはてんてこまいなのに。
シャトルがねじれて斜めでぴたりととまったとき、
固体ブースターがきれいに分離されたとき、
燃料タンクがふわりと離れたとき、
まさに少年のようにわくわくした。
この気持ちはいつまでも持っていたい。

用語集
パワポ
ビルゲイツが作った、パワーポイント。相変わらず値段はぼったくりである。
スペースシャトル
しかし、やはり、あのぼろぼろの船を打ち上げるのは問題ありだ・・・。