持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

終電にて

 さっさと寝たいのですがこれだけは書かないわけにはいかない。

 田園都市線終電は渋谷駅で井の頭線との接続をするのでしばらく停車するのである。私は飲んで終電の割にはひじょうに体調がよく、本を読んでいたのですが隣の人の会話はつい聞いてしまう。

00:47:58(24風に ってみたことないけど)

男A「井の頭線もうないっぽいから今日は三茶から歩きだな」
女「え?でもいま、接続待ってるって言ってたからたぶん井の頭線も待っててくれてるんじゃない?たしか駅員さんがせかしてるのを見たことあるよ!」
男A「まじ?」
女「そうだよ!早くいきなよ!」

 男Aは走っていった。

男B「…でも井の頭線の終電てそんなおそかったっけ。田園都市線井の頭線を待ってるだけじゃないの?」
女「あ!!そうかも!…いや、でも駅員さんはこないだせかしてたよ!」

 私はすかさずジョルダンの乗換案内を使用。終電乗換案内。渋谷→下北沢。

「渋谷00:38→下北沢」

 男A、残念。されど女は自信満々だ。かわいそうに。というか男Bも突っ込むの遅すぎ。

 と思ったら男A帰ってきた。

男A「駅員さんに聞いたらもうないってさ。」
女「そうなんだあ。うそいっちゃってごめんね。」

 素直に謝るんじゃないか、と思ったその瞬間でした。

女「もうちょっと早く行ったら間に合ったんだよ」

 なにーー!やはり自分は間違っていなかったとおっしゃるのですか。もう少しってあとどれくらいですか。男Aだまっちゃいましたよ。

 こういうことがあるから終電も楽しいです。