持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

ニッポンの飛行機

 YS-11が日本の空を飛ばなくなってしばらく経ちました。現在、HONDAがビジネスジェットを作っていたり、TOYOTAも飛行機やりたいなーと思っていたり(たぶん)、三菱重工が90人乗りくらいな中型機を開発していたり、とそろそろMADE IN JAPAN飛行機が当たり前になる日も近い。
 というわけはなくて、いろいろ課題が山積みなのでそれを産学官で語り合おうじゃないか、というセミナーを聴いてきた。
 感想は、ちょっと表面的過ぎていた気がする。もう少し細かいところまで議論するのかと思いきや、学部2,3年生に分かりやすく、といったスタンスなんかいな。
 名誉教授もおっしゃっていたが、こういう場はもっと設けるべきで、宣伝しないと、関係者以外の潜在的ユーザーつまりは未来の乗客が、「日本のひこーき、いけるんじゃね?」と思ってくれん。地道の宣伝は重要、要チェックや!
 日本の技術では十分に飛行機は作れるけれど、各方面の人がバラバラな方向を向いていて、一堂に会することがないから日本の飛行機が誕生するのは相当先だ、安心していいぜ、と、数年前にアメリカから来た調査員が自国に報告したらしい。そのとおりや。技術はあんねんけど、日本はそういうところがなあ。これから産学官が同じ方向向いて、開発→設計→売る→運営・サポート→ニーズ把握→開発のサイクルをまわしていければ日本の未来は明るいで!というのが今日の要約です。
 パネルディスカッションでは、
学「こんなのはいかがでしょう」
産「それはちょっと売れないよ」
官「ていうかそんなのはダメだよ」
学「な、なんやとぉお!?」
 というバトルロワイアルを期待していたのだけど、聴衆との質疑応答のような形となり、なんやねん、ということで退出、自分の航空機設計にせっせと取り組んでいた。そしたらちょうどそのあとから質疑応答が白熱しだしてなにやら接待の話などがでたらしく、惜しいことをした。
 将来はやはりこの分野に関わっていきたい。ここ数年航空宇宙を学んでもはや使命に似たものを感じてきた。留学はあくまで、向こうのknowledgeを得るために行ってきます、ってまだ決まってなかった。

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 最近お金に飢えておりまして。家は自分にはまだはやいなあ。