持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

極、とまで行かなくても

 ようやくいい感じにアドバイザーとコミュニケーションがとれてきたように思います。でもやっぱり英語が、うーんと、という風につまりますねえ。特に実験の細かい問題点を説明するときなどは。こればかりは修行だ鍛錬だ。ラボメイトともよく話し合って英語はちょっとずつ良くなっているかな。ドラマとかニュースとか見ろとか言っているけど要は実地訓練です。
 ってことで昨夜は自分以外全員アメリカ+カナダ人の団体(といっても航空の人たち)に混じって、ダウンタウンボストンのバー、Mr. Dooley'sに繰り出しました。Johnny Cashのカバーバンドが演奏するってことで。そこまで聴いたこともないけれどアメリカにいるんならジョニー・キャッシュも悪くない。バンドはウマかった。EpiphoneのCasino、見た目かっこよい。エピフォンのロゴを見るとひずみテンソルを思い出す私は、ちゃんとした大学院生ですね。
 そして最近、この、中途半端にしか弾けないギターの腕がもどかしく、夏を利用してしっかり上達したいと思っている訳です。部屋には借り物のテレキャスヤマハのアコギ。そしてなぜかルームメイトみんないないので完全一人暮らし。なんという状況。でもこうなるとちゃんと自分の良いギターが欲しくなります。
 ということで音楽仲間というか先輩らと楽器屋へ。こちらの楽器屋は壁に何の秩序もなくギターやベースが並んでて勝手に取って勝手にごっついアンプにつなげてかき鳴らしてよいので、スバラシイ。廉価版とホンモノの差を実感。音もさることながら弾きやすさがちがいます。って素人の自分が言ってもしょうがないのですが。アコギの部屋は湿度管理されているものの、7000ドルのMartinとかが壁にかかってて勝手に弾ける。でも1000ドル超えるとあまり差が分からん。アメリカのメーカーばかりのなか、Takamineがたくさん置いてあって、日本もがんばっとるな、と勝手に満足。アメリカ人、まちがってタカマインとか言ってそうだけど。
 室内楽の発表が終わってさぼり気味のピアノもなんとかしなくては。30歳までに超絶技巧系は弾けるようにならないといけないらしいので、やってみるか。でもリストの超絶技巧曲集はあまり好きじゃないので、何か他のを・・・。プロコフィエフシューマントッカータとか。ベートーベンのハンマークラヴィーアもいつか弾きたい。
 さて仕事に戻ります。
 ちなみに、プロコフィエフトッカータ

 シューマントッカータ

 おお、忘れていた、敬愛するドビュッシートッカータ。真ん中らへんのメロディーが美しい。この頃はドビュッシーもポップですね。後にもたまにポップな曲書いてますが。

 そして「ピアノで一番むずい曲は?」という質問にこう答える人も多い、リストのマゼッパ。