持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

片足で見る世界

 まず、新しい定義ができたので紹介しておこう。

泣きっ面に蜂
右足を地面につくことが出来ないので片足でがんばってシャワーを浴びているときに鼻血がどばーと出て止まってくれない状態。

 どないせえと。助けてと叫びたくなりました。がんばってあまり風呂場を汚さないよう、片手で鼻を塞ぎつつ、トイレットペーパーに手を伸ばすべく移動を計るが、片足を失っているうえに片腕を失うと、風呂おけをまたぐのがSクラス難度になってしまうわけだ。鼻血がよく出るこの体質はどうにかならんもんか。

 さて片足+松葉杖で学校に行くと、MITのバリアありまくり状態が露呈する。一階の廊下は何を考えてか、地面よりも半階高くなっているところが多く、その階段が実に不便。そして、アメリカのドアはダンパーがついていない場合が多い。kがあってcがないドアは非情にも開けたその速度で閉まってくる。その一方、怪我人でなくてもドアを次の人のために開けておく文化は非常に優しい。松葉杖生活の前から気づいていたが、そんなことをするわけないわ、と高飛車な態度で自分の分しか開けておかない男女は大体アジア人だ。アメリカ人はレディファーストと言いつつ女の人もそういうマナーは心得ている。男がドアを開け、先に女性を通すやり方は、日本でやって上げると女の人に喜ばれるかもしれない。お試しあれ。

 そして、以前「ネトゲやっててうるさい」と言った隣のルームメイトが、自分が片足で家を飛び回っていたら、"Need any help?"と言ってくれた、株価急上昇。実は良いヤツかもしれん。
 
 肝心の足ですが、靴に入らないくらい膨らんできました。炎症の次の、回復段階に入った模様です。めっちゃでかなっとる(笑)