持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

ウェブカメラを買わなくとも、古いスマホが代わりに使える (Iriun webcam)

ノートパソコン (MacBook Pro) のインカメラは外付けディスプレイの後ろに隠れているので、Web会議 (Google Meet や ZOOMなど) では自分の顔を表示できないでいた。
ウェブカメラはずっと売り切れだし、お金もかかる。

Canon のカメラをウェブカメラに使うプラグインが公開されていると知った。調べて試してみたが、自分のカメラ (とても古い Kiss X4, 比較的最近の G7X Mark2) は対応していなかった。惜しい!
Canon U.S.A., Inc. | EOS Webcam Utility

そこで、同じ発想で、古い iPhoneSE をウェブカメラ代わりに出来るのではないかと思った。結果、可能だった。Android スマートフォンでも使えるプラットフォームだということで、これを選んだ。
Iriun webcam というソフトウェアをMac / iPhone あるいは Android phone の両方にインストールする。
https://iriun.com/

Web会議で使用する際は、両端末が同じネットワークに接続されていることを前提として、以下の手順である。

  • 先にスマホ側の Iriun App を起動しておく。インカメラ側が、設置調整をしやすいのでおすすめ。
  • Web会議システムで、カメラを設定するところで Iriun を選べばスマホが撮っている画像が写る。
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仮想ウェブカメラになったスマホをどこにでも移動できるのが良い

三脚を用意しておけば、好きな位置に移動して、角度も変えられるので良い。
なお、ミニ三脚はELECOMのものを1000円ほどで購入したが、そのあとダイソーで安価で売っていた。ショックである。

10分の作業をコーヒーメーカーに代替してもらうことで仕事と子供との時間を確保することにした

時間を節約したいがコーヒーは飲みたい

コーヒーを抽出するまでの作業は以下のとおりで、10分ほどかかる。

  1. お湯を沸かす。電気ポットでやっている。
  2. その間にコーヒー豆を挽く。電動ミルで、直接コーノ式ドリッパーのうえに出す。
  3. 湧いたお湯をコーヒーサーバー (ポット)、コーヒーカップの順に入れて温め、ドリッパーに移す。
  4. ドリッパーをコンロにかけ、沸騰の泡(水蒸気)が出てくるか否かというところで止める。
  5. ドリッパーでコーヒーを抽出する。
  6. サーバーにたまったコーヒーをコーヒーカップあるいは保温用水筒に入れる。

独り身のときはともかく、これを在宅仕事の前あるいは休日で子供たちが遊んで欲しいと押し寄せてくる朝に実行するのは難しい、というか心理的ハードルが高い。
特に時間がかかるのは 1,3,4,5 の手順だ。これらを短縮するために以下を考えた。考慮してきた順序で書いてある。

導入する装置の案 メリット デメリット 総合評価
お湯の温度を指定できるドリッパー 手で淹れるので、少なくとも今までの味から悪くならない サーバー・カップ温め・手で抽出の手順と時間が省略できない。 △不採用。時間節約の本来の目的が達成できない。
豆挽きから抽出までやってくれる全自動コーヒーメーカー その名のとおり、すべてやってくれるので最も時間が短縮できる。 高価である。 既に持っているミルと機能が重複する。装置が大きい。 △不採用。高価かつ機能重複のデメリットを払拭できない
ドリップのみのコーヒーメーカー 最も時間がかかっている1,3,4,5の手順は短縮できる 豆挽きからのものと比較し、美味しく抽出することをメーカーが注力しているのか不明確。カップ温めの手順が省略できない。 〇採用。激安で味も悪く無さそうな機種を発見した。カップ温めはしなくても良いことにした

候補に挙がった機器

豆ひきからの全自動メーカーで候補に挙がったのはツインバードのCM-D457Bだ。まだ行ったことはないが行きたいと憧れているカフェ・バッハ監修だし、デザインもよい。だが3万円という価格は高すぎる。


温度調節機能付きで、お湯の滴りがコーヒー用になっているポットで候補に挙がったのはBALMUDA The Pot K02Aである。今見ると山善アイリスオーヤマのお手頃価格のものもある。結局、時間節約にあまり寄与しないということで見送った。


結局、激安の割に美味しく入るという価格.com記事を読んだ、象印 珈琲通 EC-TC40 にした。2000円台なら、不味かったとしてもダメージが小さい。

象印 コーヒーメーカー 珈琲通 4杯用 EC-TC40-TA

象印 コーヒーメーカー 珈琲通 4杯用 EC-TC40-TA

  • 発売日: 2014/09/01
  • メディア: ホーム&キッチン
kakakumag.com

EC-TC40評価:小さい、味は悪くない、洗いやすい、ただし水の量の調節に工夫が必要

まだ利用して数日だが、評価はタイトルのとおりだ。

  • 装置が小さく、軽い。場所を(あまり)とらない。
  • 味は悪くない。ただし、水の量を表示どおりにするとうまくいかない
  • 洗いやすい。洗うパーツは3つ。口が広く、すすぎやすい。
  • フィルター設置部分を、そのままミルの下にセットできるので手間が増えない。
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小さく収まっている。奥に見えるのはKONO式ドリッパー
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フィルター部分はBONMACミルの下にきれいに収まってくれる

コーヒー豆を一般より多くしているせいか、コーヒーカップ 1杯相当の水だと抽出量が少ないし、マグカップ1杯相当だと抽出量が多くて薄くなる。いい塩梅を見つけたら油性ペンで印をつけようと考えている。

コーヒーメーカーがコーヒーを淹れてくれている間に、食器の片付けあるいは子供との対話ができるようになった。とても満足度が高い。
なお、手で淹れたくなったらそうすれば良い。2000円ちょっとで選択肢と満足度が増えた。

関連記事

BONMACのミルについて記事を書いていたと思ったが、専用記事ではなかった。
カリタのミル (ナイスカットG) でも良いと思う。一方で羽根式は挽き方にムラができるし細かさも調整できないので、お勧めしない。
covacova.hatenablog.com

ボンマック コーヒーミル レッド BM-250N

ボンマック コーヒーミル レッド BM-250N

  • メディア: ホーム&キッチン

いま自然科学で何が面白いのかを知りたい人へ:『生命の根源を見つめる(知のフィールドガイド)』は濃厚な案内板

東京大学教養学部の高校生・大学生向けオムニバス講義 (からいくつかの講義を抜粋) の内容を一冊の本にまとめた第二弾が、『生命の根源を見つめる(知のフィールドガイド)』である。

生命の根源を見つめる (知のフィールドガイド)

生命の根源を見つめる (知のフィールドガイド)

  • 発売日: 2020/05/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

自然科学にどのような分野があり、そこでどのような研究がなされ、どういうことが面白いと研究者たちは考えているのか。本のタイトルからすると生物学に偏っているかと思ってしまうが、そんなこともない。

この本 (あるいは、社会・人文科学版のほうだったか) の前書きにあるとおり、興味ないと思い込んでいる分野の内容も目を通して見ると、思わぬ面白さに気付く可能性があるので、ぜひ全ての内容を読んでみると良い。もちろん、斜め読みするものとじっくり読みほじくるものがあってよい。全て読んで、この本で紹介されている研究分野は「超微細なものを操る・創る」「生命を解明する・創る」の二つに繋がっているものが多いと感じた (これに当てはまらないものもある)。生物学は、自分もとても興味を持ちかつ将来の伸びしろが無限と感じて独学し始めた分野でもある。その興味を再確認した内容でもあった。特に、妻の出産に二度立ち会ったからこそとても興味深かったのが、哺乳類の真胎生の不思議である。半分は自分の遺伝子由来ではないものが自分の体の中にあり、なぜ母体は胎児を異物として認識しないのか?胎盤が鍵を握ることなど、実際に出産で胎盤を見ていたから身近な分野として好奇心をそそられた。巧みな動きを手に入れた人と初心者の力の抜け具合・入り具合の話も面白い。

各節の最後に筆者 (講義担当者) のおすすめ読書案内が書かれているのが良い。この本をきっかけにして、次々に本をたどっていくことができる。良い本に出会うためには、良い本の参考文献や読書案内にあたるか、友人知人に勧めてもらうかのどちらかしか無いと考えている (なお、知人には自分が信頼をおくネット上の発信者も入る)。

ところで、筆者によって内容の読みやすさがかなり異なっている。高校の知識がある人、そこまでの知識しかない人にも分かり易く興味をもってもらえるよう書いている人もいれば、ある程度その分野の基礎は理解していることを前提に書いている人もいる。もちろん前者がこの本のテーマには沿っていて、その分野を面白いと思える。後者の人が書いている節は少し残念だが、一つか二つだったのでそこまで気にすることでもない。

高校、大学学部では「この分野ではこう分かっている・出来ている」ことを教えることに重きが置かれすぎていて、研究や技術開発に繋がる「これは今でも分かっていない・出来ていない」ということを積極的に教えてくれる機会が乏しいと思う。高校や大学にもこのような内容を聴講できる機会があることや、このような本が存在していることに対してアンテナを高く広く張るしかない。私は、遅まきながら大の大人になってアンテナを張ることができ、さらに自分の興味により素直になることが出来た。いつだって遅すぎることは無いはずであるし、人間の好奇心に尽きるところはない。

関連読書案内

社会科学版の第二弾、そして自然科学・社会科学の第一弾も読み終わったら読書記録を残そうと思う。

異なる声に耳を澄ませる (知のフィールドガイド)

異なる声に耳を澄ませる (知のフィールドガイド)

  • 発売日: 2020/05/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
科学の最前線を歩く (知のフィールドガイド)

科学の最前線を歩く (知のフィールドガイド)

  • 発売日: 2017/07/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
分断された時代を生きる (知のフィールドガイド)

分断された時代を生きる (知のフィールドガイド)

  • 発売日: 2017/07/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


表題の本で紹介されていた書籍で、購入したものを以下に挙げる。まだ読み始めたばかりだが、実に面白い。

『MEMSデバイス徹底入門-「つかう」「わかる」「つくる」マイクロマシン・センサ』(三田吉郎)
単なるMEMSの紹介ではない。どのように接続して使うか、どのようにデータを扱うか、徹底的に丁寧に書いてある。濃密すぎて、なかなか読書が進まない!


世界で一番美しい元素図鑑

世界で一番美しい元素図鑑

『世界で一番美しい元素図鑑』(セオドア・グレイ)
その名のとおり、写真がとても美しい。英語の日本語訳が不自然なのが、玉に瑕。

MacBook Pro のクリーンインストール手順をメモしておく

【追記 2020.08.11】

  • Steinberg UR22 (オーディオインタフェース) ドライバ設定、Cubase 設定 (項目のみ。内容は別記事) を追加
  • Screenshot の保存先、ファイル名の変更を追加


個人用 MacBook Pro のストレージで「その他」がきれいに削除・削減できなくなってしまったので、クリーンインストールすることにした。その際、下記記事に触発され、自分の工程を記録することにした。 説明がいい加減なところがあるが、ご容赦願いたい。次回実行時にもう少し磨きあげることにする。

jp.quora.com

クリーンインストール前にやっておくこと

  • Lightroom
    • 開いて、カタログを外部ディスクにバックアップ
  • ローカルファイルの整理 … ここは、もともとローカルに置かないようにして次から不要な作業にしたい。
    • Desktop 上のファイルをOneDriveに置く
    • Documents 内のファイルをOneDriveに置く
  • インストールされているアプリの確認 … インストールアプリも厳選していきたい

クリーンインストール

  • 電源OFF
  • Command + R 押しながら起動
  • ディスクの消去
    • "Macintosh" (私は固有の名前を付けている) データ消去、APFS でフォーマット
    • "Macintosh HD - Data" の取扱い ... 以下が正しかったのは分からないが、再インストール後の動作は安定している。
      • "Macintosh HD - Data" データ消去、APFS でフォーマット
      • "Macintosh HD - Data" ボリュームをマイナスボタンで削除

クリーンインストール時にやらないこと!

  • Time machine からの復帰はやらない!
    • 一度失敗を経験してから、これは実施しないことにした
    • そもそもTime machine 復帰だと、クリーンさが失われるので、目的に沿っていない

インストール後の Mac システム設定

  • メモ: しばらく日本語設定する前にメモを取っているので英語が混じっている
  • 日本語入力(Mac標準のことえり)を暫定的に追加
    • Open “input sources” from “A” on the menu bar --> システム設定 "Keyboard" の下の "Input Sources" に移動する
    • 日本語を追加 (暫定。後にATOKが取って代わる)
  • Language & Region
    • Advanced
      • Dates: すべて 2020/06/01 という表示にする(FULLには曜日を入れても良い)。これで、Finder 上に表示される日付が英語(US)設定でも 2020/06/01 のように表示されて惑わない。
      • Times: 09:46:25 にという表示形式に準ずるようにする。

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日付表示設定

f:id:covacova:20200811100058p:plain:w500
時刻表示設定

  • Keyboard設定
    • Check “Use F1, F2 keys as standard …”
    • “Key repeat” “Delay until repeat” 最速にする
    • Modifier keys
      • Caps Lock ー> Command
      • これはあとで、karabiner elements で置き換える
    • Shortcut
      • Input sources
        • Select the previous input source: command + Space
        • Spotlight: show spotlight search: control + Space
        • 「Use keyboard navigation to move focus between controls」で、Tabキーでフォーカスを移動できるようにする。(ダイアログのOK / Cancelなどを、Tab / Shift+Tabで移動しEnterやSpaceで確定
      • Text
        • Correct spelling automatically を OFF
        • Capitalize automatically: OFF
        • Use smart quotes: OFF
  • Trackpad
    • Tracking speed: 上から3,4段階目
    • Force click 外す
    • Scroll direction natural 外す
    • App expose: つける
  • Dock
    • 画面左に設定、サイズ小さめ
    • 使わないAppleのアプリをDockから削除
    • Applications, Downloads フォルダをフォルダエリアに表示し、表示形式を “Stack” -> “Folder” に変更する
  • Sharing
    • Computer name: HDD に付けている名前と同じにする
  • Internet accounts
    • Google account の追加
      • Change “details": Set “description” to “Personal” “Work” ... 分かりやすい名前にする。
  • Restart / shutdown 時に開いていたアプリが起動しないようにする
    • 左上のリンゴから
  • Date & Time
    • Show date and time in menu bar について
      • Date options: “Show date” のみにする
  • General
    • Accent color: Orange / Pink が Dark mode では見やすい。どのMacを操作しているのかを見分けるためにも、各Macbookで違うアクセントカラーを使用すると良い

Finder 設定

  • General
    • すべてのアイテムをDesktopに表示させるチェック
    • New finder windows show: “Desktop”
  • Sidebar
  • Advanced
    • Check: show all filename extensions
    • When performing search: “search the current folder”

Screenshot 保存先、ファイル名設定

  • Screen shot の保存先をOneDrive上に設定し、ファイル名を短く "Scrn" とする。
  • 日付・時刻の表示形式が "Scrn 2020-08-11 at 09.46.05.png" となるのが気に食わないが、"Scrn_20200811_094605.png" などとするにはもう少し深いところを設定しなくてはならず、そこまでしなくても良いだろうという結論になっている
    • なお、時刻形式 ("09.46.05" など) は、"Times" 設定の "Short" に依存しているようだ
% defaults write com.apple.screencapture location ~/OneDrive/Screenshots/
% defaults write com.apple.screencapture name "Scrn"
% killall SystemUIServer

アプリケーション (Apple store外)

  • Chrome
    • デフォルトブラウザに設定, Account 同期
  • 1Password (1Password7)
    • ダウンロードし、アカウント同期
    • 全てのパスワードを管理しているので、Chromeの次はこれをインストール
  • ATOK
    • Note: インストール先が分かりにくい
    • 再起動が必要
    • 入力としてATOK「あ」を選択 --> ライセンス番号などを入力
    • Mac OS 風に一度設定
    • 設定完了したら、Mac OS 日本語(ことえり)削除 …input sources から
    • ここから細かい設定 ... ATOK の設定をエクスポートしたり、ウェブ同期する方法をまだ分かっていない
      • 入力補助
        • 「スペースバーで入力する空白文字」の設定
          • 「常に半角」
          • shift + スペースバーの場合:「常に半角」
          • メモ:「半角全角変換」の設定ではうまくいかない。こちらが上位設定なのか?
      • 変換補助
        • 日付
          • 2020/07/26(日), 7/26(日) などを追加、上位に持ってくる。
          • 令和元号が入っているものや、使わないものは削除(紛らわしいし選択の邪魔になる)
      • 半角全角変換
        • スペース:すべて半角
        • 括弧類:すべて半角
      • 推測変換
        • 確定履歴
          • すべてクリアしたうえで、保存を「しない」に選択
  • Karabiner elements
    • Simple modifications
      • caps_lock —> left_command
    • Complex modifications
      • 以下、Web から持ってくるのボタン選択
      • Home/End でカーソル移動(HHKB用)
        • “PC” で検索
        • “PC-style Shortcuts” をインポート
        • “PC-style Home/End” を有効化
      • 英数・かなを左右Commandキー単体に割り当て
        • “Japanese” で検索
        • “For Japanese” をインポート
        • 「コマンドキーを単体で押したときに…」を有効化
          • 左コマンドキーは、Capslockではなくデフォルトの左コマンドキーであることに注意
        • HHKB用には別のキーをあてたほうが良いかも?
        • ATOK を先に設定していると、英数はATOKの英数になる(不都合はない)
  • Spark (gmail account 統合メーラー
    • Apperanace: light theme にする
    • Shortcuts: Gmail 風にする
  • Office 365 (microsoft 365)
    • アカウントにサインイン
    • すると、ダウンロードメニューが出てくる
  • Lightroom Classic
    • カタログインポート。この記事公開時点では、まだやっていない。
  • Menubar Stats 3
    • Catalina で Menubar Stats 2 が起動しなくなってしまった
    • App store でも買えるが、ウェブサイトから直接ダウンロードすることにしている
    • 表示はシンプルに以下のモジュールのみ。Percentage 表示不要
  • Cubase AI 9.5 (Steinberg UR22 のバンドル版)
    • 別記事で書くことにした

アプリケーション (App Store)

ドライバ類

常時在宅勤務&休日だったから始められて続けられた、生活向上事項

2ヶ月ほど、平日も休日も常に在宅だったからこそ実施できたことがあった。整理して記録しておく。

野菜を育てる(家庭菜園)

今の住まいには小さな庭と、それに向かうベランダがある。
今まで庭は雑草博物館でしかなかったのだが、以前からやりたかった「家で野菜を育てる」つまり家庭菜園を始めようと、ゴールデンウィークに気合いを入れた。

教科書はこれ、『NHK趣味の園芸 新・野菜づくり大全』。買ってから文字通り毎日読んでいる。一冊目にしてよくぞ良書を当てたものだと思う。

野菜について知らないことだらけだった。毎日発見がある。この教科書だけを読んでいたら「ふーん」と流し読みするだけだっただろうが、実際に育てると読み込む気合いと吸収力が違ってくる。
庭の日当たりの悪さや虫の被害で、結局地植えしたものよりプランターに植えたものの方が育ちが良かったりしているわけだが、毎日植物の様子が違うのでとても楽しんでいる。

感動的だったカボチャの花の写真を上げておく。雌花だけ咲いて雄花がなかったので受粉できなかったが、立派で感動した。葉っぱも巨大になって、トゲトゲで、いやもうほんとうに面白い。

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ミニカボチャの雌花。立派で感動的である。

トマト、ミニカボチャ、とうもろこし、パプリカ、枝豆、しそ、ラディッシュ、ニンジンを育てている。既に上手くいかないと分かっているものもあるが、まあ最後まで見届けるつもりだ。
本を読んで衝撃を受けた、芽キャベツと落花生も作りたいと思っている。興味がある方は、これらの野菜のなり方を検索してみて驚いてほしい。

納豆を作る

これも前からやりたいと思っていたことだ。やりたいと思い始めたきっかけは、勝間和代さんのブログである。
katsumakazuyo.hatenablog.com

これとは別のきっかけで、ヨーグルトを増殖するためにヨーグルトメーカーを購入していた。ヨーグルトメーカーという名前だが、何だって作れる。機能から見れば「一定の温度に長時間維持する器具」である。
大豆はもともと妻が購入していた「すずや」さんのもの、納豆菌は勝間さんも書いていた「かわしま屋」さんのものを使った。

豆・雑穀の専門店 すずや
kawashima-ya.jp

ふつうの大豆、黒豆、緑っぽい大豆で作った。それぞれ違って、どれも旨い。

  • 水に一晩つける
  • ホットクックで自動で蒸す
  • ヨーグルトメーカーで24時間自動で保温
  • 冷蔵庫に一晩寝かす

と、基本的に何もせずに待っていれば良いというのが気楽で続けられる。ヨーグルト増殖のときは、消費期限に追われるのが嫌で続かなかったが、納豆は冷凍しておけばいつでも解凍して食べられるので切迫せず、良い。ゴミも少なく、好きなだけ食べられる。

なお、大豆を一晩水につけたあとふつうは「煮る」わけであるが、試行錯誤した末にホットクックで1.5時間くらい「蒸す」のが良いと分かった。

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手前納豆第一号。このときの糸引きは良くなかったが、おそらく豆が柔らかくなっていなかったからだと推測される

祖母との連絡手段にAmazon Echoを導入

これは、次の記事で書いたとおりである。一週間に一回、短時間ながらも顔を見て話をしている。
covacova.hatenablog.com

子供の乱入を気にせずピアノを弾く、仕事机の隣にギターを置いて時々弾く

ピアノを練習できるのは子供が寝ているときくらい、でもそうすると子供が起きてしまう、というジレンマで全くピアノを弾いていなかったわけだが、子供の乱入を気にしないで無理矢理引き続ければ譜読み・指使い検討・練習が出来ると気付いた。
非常にゆっくりとではあるが、ベートーベンの悲愴ソナタを練習している。この曲は、聴いた印象より音数が少ないことに驚く。一楽章は一気に駆け抜ける弾き方をするのも気持ち良いが、丁寧にあまりテンポを上げずきっちりと弾くのがカッコいいと思う。

パソコン画面を眺め続けて疲れたときに、またもや疲れるスマホ画面を見て目がしょぼしょぼしていた訳であるが、学生時代を思い出し「ギターを適当に弾いて気晴らしすれば良いのではないか」と思い立ち、そうしている。といっても、手の動きで覚えていたビートルズ(というかポールマッカートニー)のBlackbirdだけを淡々と弾いているだけだ。
ギターは2010年製のK.Yairi LO-K7-OVA というものだ。値段がバカみたいに高くはなく、けれど音は良くて、見た目がかっこいいものを10年前に探し回ったことを思い出す。ピックガードがお気に入りである。曲がったり割れたりしていなくてよかった。

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久しぶりに引っ張り出したギター。ピックガードがかっこいいと思っている。

コーヒーでシングルオリジン豆を組み合わせてブレンドを楽しむ

ひいきにしているコーヒー豆屋さんが、この緊急事態で閉店に追い込まれなくてほんとうによかった。
新鮮な豆を入手するため、なるべく小さい量を購入していたが、人と接触する機会を減らすため一気に三種類の豆を購入するようになった。

  • 華やかな香りで酸味が美味しいもの
  • ナッツの香りのもの
  • 苦みが美味しいもの

を買ってそれぞれ単独に淹れていたのだが、少し混ぜてみるかという気になり、日々違うブレンドを楽しんでいる。

ところで、一時期自分のコーヒーの入れたコーヒーが不味く、やり方が下手になったかと落ち込んでいたが、使う豆の量を増やしたら美味しくなった。嗜好品はケチらないのが良いようである。