持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

KAOMISHIRI

 知り合いとあったとき、知り合い度によって自分のとる行動は三種類に分類される。
知り合い度高:自分から話しかける。喋り好きの自分としてはもっとも自然な行動だ。
知り合い度中:挨拶だけする。話してくれば応じる。
知り合い度小:目をあわさない。


 私の人となりを知っている人は、知り合い度小の場合の行動に矛盾を覚えるかもしれない。しかし、これはいたって自然な行動なのだ。私はそういう人にア会うと、考えてしまうのだ。
「うーん、話しかけて新たな話題や情報を提供してほしいけれど、もし何も話てくれなかったらどうしよう、気まずいよな、いや、それよりも、相手が自分を覚えていなかったらどうしよう、いや、まずそんなことはないとは思うけど、もしかしたら(以下略)」
 要するに、びびりだということだ。
 知り合い度小のみなさん、私を見かけたらあなたから声をかけてください。
 しかし都合の悪いことに、私は必ず相手が自分を見つける前にその人に気づいてしまうのだ。街中でもそうだ。これを読んでいる人も、私はあなたに気づいているがあなたは私に気づいていない場合が3回はあったと思っていい。街中で会うときは大抵連れがいらっしゃるようなので、私はあなたのことを思って声をかけていないのです。
 しかし、私が気づかれないというのは、よほど存在感の消し方がうまいのかもしれない。自然に目を合わせないようにする技術は持ち合わせているつもりだが。
 今日も知り合い度小の方と2,3人出会ったのであった。(←しゃれである。)

用語集
機動隊
東大柏キャンパスの横にある千葉県機動隊。実験に行く際、近道だと思って飛び越えたらそこは機動隊だった、という逸話をある班が残したのだ。