持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

2006.09.03 北京郊外続き

万里の長城男坂中間地点

 万里の長城で観光客が集まる場所には、左に男坂、右に女坂とあるわけです。当然男坂のほうがきついわけです。
 万里の長城はすべて階段と思われている方も多いと思いますが、ほとんど坂です。「そこは階段必要だろ」ってところも坂です。やっと階段だと思えば、幅も高さも一段ずつ違っていて実に実にのぼりにくい。日本のお城で、外敵がすんなり上がってこられないように、とそのような階段を作っていたことは知っているけれど、この階段のぼるのは守衛さんでしょう。


 まあそんなこんなで男坂中間地点に到着。
中国人女「名前書イテ」
 は?よくわからないがなんか日本人も書いてるし、書いておくか。
中国人女「ハイ80元」


 80元といえば、15かけて、えーと、1200円かなるほど、自分計算速いな。じゃなくて、なんで書いただけで金とんねん。
 どうやら素振りから察するに、千円で名前が彫ってある記念品を作ってくれるそうだ。いらないようそんなの。第一まだ登りきってないじゃないか。ひどい詐欺だ。
中国人女「イクラナライイ?千円?」
 そういう言葉は知ってるわけね。

長城頂上にて超常現象

 やっとこさ頂上にたどりつきました。なんやらスピーカーでひたすらけたたましく中国語が流れています。
「○×▲■◆▽×●!!」
 何言ってるかさっぱりわからん。
 しかし親父はわかったらしい。


父「焼酎、刺身、サワーって言っとるように聞こえるな」


 あんただけや。

続く