持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

2006.09.03 北京郊外最後

まだ万里の長城だよ

 詐欺師や焼酎コールやいろいろと障害はあったものの、なんとか男坂頂上に達することができました。

 頂上から撮った写真だったかどうかは忘れましたが間違いなく長城から撮った写真です。


 帰りはあまりにも坂がきついのでいやでも早足になってしまい、下に着いても結局女坂組はまだ戻っていませんでした。
 ってことでなぜか女坂も上ることに。
 こっちはかなりなあなあでした。しかし混みすぎ。みなさんには男坂をお勧めします。

結局いくらなんだ

 女坂の帰り、またもや押し売りに会う。今度は「万里長城」と書かれたかなり地味なキャップを売ろうとしてくる。かなり日本語うまい。
男「どう?2個千円。安いヨ」
 まったく興味ないふりをした。ほんとに興味ないしな。
男「じゃあ4個千円でどう?」
 まったく値切ってないのに向こうから値切ってきた。後からわかったのだがこれが、中国での値切りスタイルのようだ(と勝手に理論づけた)。


①興味ないそぶりをみせる
→自動的にある程度まで下がる
②少し興味を持ったように見せる
→さらに下がるあるいはおまけが付いてくる
③そっから強引に値切り


しかし今回(というかほぼ初回だが)はちがった。
男「じゃあ5個!6個!7個!10個!すごい安いヨ!」


 たしかに安い。安いが、安けりゃいいってもんじゃない。そんなにいらないヨ!みんなロゴが万里長城だヨ!
 男は10個まで値下げして満足したのか、「2個」と声をかけた地点まで登っていったのであった。間違いなく奴は健康体だ。

やはり夜は北京ダック

 北京ダック。パフォーマンス付だ。

 日本のと異なり(日本のは食べたことないが)、けっこう肉も付いてきた。
張さん(ガイド):「日本で北京ダック食べたけどなんですかあれ。もったいないヨ!皮だけおいしくないじゃない!」
 やっぱりそうですよね。
 北京ダックだけかと思いきや、ほぼフルコースで炒め物が出てくる。中国では客に食べきれないほど出すのが礼儀ということだ。昼食も食べきれなかったが、夕食も無理だ。物理的に胃の体積が足りない。しかし頑張る。もったいないが日本人魂だ。
 この日本人魂に二、三日後苦しめられる。