持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

3タテとワイングラス

 3タテホームランはいいけれど、3タテで負けちゃあいかんでしょう!ぜひともワールドシリーズまで言ってほしいです、赤靴下。

 さて、MITには、学生がいらなくなった家具や食器を売っている場所がありまして、そこでワイングラスとビールジョッキを購入しに出かけました。こっちのワインはうれしいワインより安くて確実にうれしいワインよりもうれしいので、いろいろ試しているわけです。ただ、普通のコップからでは雰囲気が出ないわけですよ。それで買いに行ったわけですが、いろいろ見たあとに1ドルでデザインがいいやつを手に持って「これにしようかな」と、店員のおばあちゃんに話しかけると。
「何、あんた、一人で飲むつもりなの?」
「いつも一人だねえ。」
「何ばかのこと言ってんの、いつ女の人が訪ねてくるか分からないわよ!」
「いやあそれはあんまりないと思うなあ」
「ちがうわよ、あんたが呼ぶのよ」
「はあ笑。でも、この種類は一個しかないじゃない。」
「ほんとね。あ、じゃあこっちのにしなさい、二個あるから。」
「でも2ドルじゃない、これ。4倍はきついよ」
「ほんとね。わかった、じゃあ二個買ったら2ドルにしてあげるからこっちを買いなさい」
「じゃ、じゃあこれにしようかな。たしかにデザインはこっちのほうがこってるし。・・・って、めちゃめちゃでかいやんこれ」
そこにもう一人店員のおばさんが入ってきて
「それは満杯にしてはだめよ」
とアドバイスをくれたのだが、すかさずおばあちゃん登場。
「いや、満杯にしないとだめよ、片方はね」
「ははは笑」
 イカしたばあちゃんだった、また買いに行こう。
 満杯のワイングラスからワインを飲んでくれる人はいなそうだ、このデカさは半端ねぇ笑