持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

Ben Folds @ Boston Orpheum Theatre

 興奮冷めやらぬうちに報告と参ります。ベン・フォールズ普及委員会日本支部ボストン派遣員として仕事は全うしないと。

 ライブが行われたのは、Boston Orpheum Theatre。かなり古いシアターだった。前座の人はオーストラリアの女性シンガーソングライターで、名前忘れてしまいましたが、歌唱力のある人だった。けれど、曲が似たりよったりで、飽きがきてしまう印象。メジャーデビュー曲が一番良かった。1時間の演奏ののち、ben用のセッティングし直しが始まったけれど、かれこれ40分くらいやってました。手ぶらのスタッフがステージを右往左往、非常に手際が悪く聴衆もいらいらがたまり拍手で早く始めろと主張。
 そしてついに、不気味なコーラスをBGMに登場。予想通り、新アルバムのWay To Normalの中のWay To Normalを披露。かなりいいです。アメリカではまだアルバム発売されていないうえに、この曲は日本盤のボーナストラックとしてしかいまのところ出ていないので、ちょっとした優越感をもって聴いてました。MCは相変わらずな感じで、「説明しとかないと混乱するから言っとくけど、最初に新曲をやって、そしたらあたかもそれで終わりかのようにステージから去るから、そしたら拍手してもらって、戻ってきて古いヤツやるから」と言ってみんなを盛り上がらせてました。

 新アルバム発売の前に、入ってる曲と同じ題名のfakeの曲をメディアにリークさせたみたいで(自分もyoutubeで事前に聴いていました)、その曲も演奏。fakeなのにめっちゃ良い。ミニアルバムにでもして出すんでしょうか。期待。特にThe Bitch Went Nutsのfake versionはかなりのお気に入りでございます。曲はかっこいいしところどころの和音がすばらいしく綺麗なのに、歌詞がむちゃくちゃ悪いしシモイという、いつも通りの曲。
 戻ってきてLet's do some old shitと言ってやり出した後半は、ナイスな選曲。というか本人だから当たり前か。
1. Zak and Sara 2. Underground 3. Rockin' the Suburbs 4. Landed 5. Army
だったと思います。順番は怪しい。Undergroundが始まったときはめちゃめちゃ嬉しかった。そのままSports and Wineに行ってほしいと思った人は周りに何人いたでしょうか。Armyは全員知ってるでしょ、という感じでホーンパートの説明はまったくなく、それでも聴きにきてた人はちゃんとトランペットとサックスパートに分かれて合唱、いやあ楽しかった。
 最後は、新曲のfrowne songでしっとりと終了。楽しすぎる2時間強でした。