持つべきものは妙なこだわり

執着もいずれ愛着に変わる

子供に関する国際的考察

友達(カナダ人の女の子)の言葉で、是非紹介しておきたいお話。

彼女は自国の大学-->MIT修士課程-->自国の企業という経路を辿ろうとしている。カナダの航空関係企業に希望通り就職するということ。彼氏もいて、就職、ということになると、結婚とかどうするの、という話になったということ(間違っていたら修正お願いします)。しかしながら彼女の答えは、「まったく考えていない」というものだったそうです。でも子供とか欲しくないのか、という問いに対して、ここで日本人はまずしない答え(少なくとも僕はそのように感じている)が返ってきたとのこと。

「adoptすればいいじゃない」

つまり、養子をとるということです。結婚しなくても母親にはなれるわよ、という答えならば近年の傾向もあり驚きも少ないですが、この選択肢がぽっと出てくることに、まさにカルチャーショックです。

正確なデータは手元にないけれど(おそらく厚労省のサイトなどにはあるかもしれません)、アメリカでは小学生時代からそこそこ耳にしたし、養子をもらう側が順番待ち状態だ、ということも聞いたことがある。少なくとも感覚的には、養子をとるということが身近であることは間違いない。そして彼女の言うことは理に適っている。

人口爆発のこの時代に子供を生んでどうするの。それより、幸せになれない子供たちがあふれているのだから、その子たちを育てればいいじゃない」

二重の意味で社会に貢献していることになる。そこまで考えたことはなかった。血統主義の強い日本人の僕には出てこない解決策だった。

子供に関連して、もう一つお話を。

結局、こんなところにいる僕らは確実に恵まれている。親の助けなしではあり得ない。どう返す?していたら、ぱっと出た答え、

「自分の子供に『返す』のがいいんじゃないか」

が、多分正解の一つなのではないか。結局人間、最後は死ぬのだから、伝えていかないと。少子化なんて、最も悲しい社会現象の一つのような気がしています。

大好きなBack to the FutureのDocの言葉を借りれば、

"You have to think 4th dimensionally!!"