【株式投資の始め方】1万円分でいいから、とにかく株を買うんだ!と勧める理由
投資に関する記事に対するブコメに予想以上にスターをいただきました。ありがとうございます。
投資歴15年の私が教える株の初心者が絶対に押さえておくべきサイト7つ情報収集ばかりしてないで、単元未満株で1万円くらいでいいから、しのごの言わず知ってる企業の株を買うんだ!自分のお金が増減するリアルな肌感覚を得てからでないと情報の意味が理解できない。
2017/09/11 19:18
100文字では書けなかった理由をお伝えします。なお、この記事は「これから中長期的な投資をしよう」という方に向けて、少しでも助けになればと思って書いたものです。
- 自分のお金が増減するリアルな肌感覚を持たないと、情報の意味が理解できない
- 株を買うための証券口座を開くのには意外と時間がかかる。買いだ!と思ったときに買えない
- 優待・配当・長期的な株価の増減を体験するには時間がかかる。早く始めて早く体験しておく
- まとめ
自分のお金が増減するリアルな肌感覚を持たないと、情報の意味が理解できない
日経平均が100円減るのを眺めているのと、自分が買った株10万円分が1000円減るのとでは、文字通り自分にとっての意味が大きく異なります。その「情報」をもとに、次の判断をしなくてはいけないからです。自分のお金がリアルに増減するという肌感覚をもってはじめて、世の中の経済情報が自分に意味を持ち始めます。もちろん、投資をしていなくても何らか仕事をしていれば経済の情報は意味を持つでしょう。ただ、私の経験から言えるのは、自分のお金を使って投資することで新しいアンテナが立つあるいは感度が上がるということです。本を買ったり投資情報サイトを掘り起こすのは、その後でもかまいません。
私が「単元未満株でいいから、しのごの言わずに知っている企業の株を買うんだ!」というのは、多くの「知っている企業」は金額換算で20万円以上の単位で売買されていて初めから「単元」で買うのは資金繰りの面でも心理面でも難しいと考えるからです。ネット証券会社は「単元未満株」「プチ株」などの名称で、自分が変える単位・金額で買えるサービスを設けています。「株主優待は受けられない」「売買の時間帯が限られる」などの制限がありますが、最初はそれで経験を積もうじゃないか、という提案です。
株を買うための証券口座を開くのには意外と時間がかかる。買いだ!と思ったときに買えない
株・投資信託・ETFなどを買うには証券口座を開くことが必要であり、証券口座を開くには時間と手間がかかることを伝えておきたいです。何も持っていない状態で、「この株は、今買うのがチャンスだ!」と思っても、実際に手に入れるまで1週間以上はかかります。だからこそ、そんな「自分にとってのチャンス」が訪れる前に、口座を開いておいて株を買う・売る練習をしておこうというのが、私からの提案です。特に運転免許証などの「写真付き身分証明書」を持っていない人は、さらに手間がかかると思います。
優待・配当・長期的な株価の増減を体験するには時間がかかる。早く始めて早く体験しておく
特に株(株式)についてです。株を買うと、銘柄(企業)によっては株主優待を送ってくれたり、配当を受けられたりします。業績や業界の状況から株価が大きく変動することもあります。これらを一通り経験するには、時間がかかります。優待・配当の時期は決まっていますし、業績に応じた株価の変動は(短期的なものもありますが)長期的にジワジワと現れてくる場合が多いです。優待・配当狙いで、権利確定日前に滑り込みで購入すればすぐに体験はできますが「権利確定日後に株価は下がりがち」とか「優待が期待はずれだった、自分にとって役に立たなかった」というトータルの経験はやはり時間が必要です。
ここで注意したいのは、単元未満株だと優待を受ける権利はないということ。単元が安い銘柄を買うか、初めは優待にこだわり過ぎずに買うのが良いというのが私の意見です。
まとめ
複利の面でも経験の面でも、投資は時間を味方につけるのが有利です。自分自身の体験が最大の勉強材料になります。他人の武勇伝や失敗談は、話半分に聞いておきましょう。この記事も然り!