美味しい日本茶(煎茶)を淹れるために必要な道具と、選ぶポイントは何か。簡単に記しました。
必要な道具と選ぶポイント一覧
道具 | ポイント |
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急須 | 茶漉しが金属でなく、急須と一体化しているもの |
湯冷まし | 白いもの |
茶筒 | 100gのお茶と計量スプーンが入る高さのもの |
計量スプーン | 軽く、10ccが測れるもの |
湯呑み | 白いもの |
道具それぞれについて
急須:茶漉しが金属でなく、急須と一体化しているもの
金属の茶漉しだと、どうしても金属の臭いがお茶に移ります。茶漉し自体の劣化も早く、買い替えという手間が非常に面倒です。写真のように、急須の焼き物に一体化しているものが良いです。私が持っているものは、常滑焼の北龍作。楽天などの通販では4000~6000円で購入できるようです(2018.04.21時点)。
淹れた後のお茶っ葉の捨て方が面倒ではないか、と思われる方もいると思います。ある程度は急須を叩いてゴミ袋に捨てます。ストッキングのようなネットを張っているシンクであれば、残っている葉は大胆にシンクに流して良いです。
湯冷まし:白色のもの
湯冷ましの必要性と活躍ぶりは、実際に使ってみないと分かりにくいです。二点目の役割が、なかなか重宝するのです。
- 湯呑みだけではお湯の温度を80℃まで冷ますのに時間がかかるので、湯冷ましの力(熱容量)を借りる
- 急須からお茶を一旦湯冷ましに出してから湯呑みに注ぐことで、全湯呑みのお茶の濃度を一定にできる
白色のものを薦める理由は、お茶の出方を色で確かめるからです。
茶筒:100gのお茶と計量スプーンが入る高さのもの
茶筒に入れて、そこから計量スプーンで掬う、というのがとても気楽です。袋を振って出すやり方だと、どうしてもお茶っ葉の量が毎度一定にならないし、袋が棚に立って収められずイライラします。
お茶っ葉を買うときは大抵100gなので、100gを入れた状態でさらに軽量スプーンを突っ込める大きさ(高さ)が好ましいです。
計量スプーン:軽く、10ccが測れるもの
プラスチック製の軽いもので、10cc (10ml) が測れるものがよいです。10cc をベースに、自分の好みの量を見つけ出すためです。洒落たスプーン(匙)では、基準が分からないうえに一定の量を掬うことが難しいです。
湯呑み:好みだが、白いものがおすすめ
湯呑みは好みです。真っ白のものがお茶の色の違いを楽しめておすすめですが、私もまだ良いものに出会えていません。