持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

屋久島宮之浦岳縦走記録(1) 登山口まで・からのアクセス:屋久島に着くまでが大変

2018年4月、登山後のゆっくり宿泊を含めて3泊4日で屋久宮之浦岳を登ってきました。縄文杉の醸し出す雰囲気は他とはまったく異なるものでした。
屋久島(登山口)までのアクセス情報がネット上に散在していて大まかな時間感覚を把握するのに苦労したため、後続の助けとすべく記します。この記事でおおよその時間感覚と手段が分かれば、あとは個人でカスタマイズ出来ると思います。

総じての所感

落ち着いて考えれば当たり前なのですが、離島であるために島さらには宿に到達するまでに相当の時間を要し、ヘトヘトになりました。それぞれの交通機関で寒かったり暑かったり、乗り継ぎが悪く待ちぼうけをしたり、と身体・精神ともに疲れます。今回の旅では海が時化ていたために高速船が揺れに揺れて、船酔いになったのもつらかったです。
下山日は宿泊することなくそのまま東京まで戻ることも可能ですが、登山は何があって遅れるか分かりませんので、下山日は屋久島に宿泊するのが賢明だと思います。

登山に関する所感・知見は別記事で示します。

登山ルート:淀川登山口 - 宮之浦岳 - 高塚小屋(泊) - 白谷雲水峡

登山ルートはGoogle Map上の手書きであり、あくまでもイメージづくりの参考のために描いたものです。必ず市販の登山用地図・国土地理院地図で登山ルートを確認してください。


日程

2018年4月15日(日)〜4月18日(水)

山麓まで・からの公共交通機関

東京から屋久島(安房)への往路

駅、手段 到着 出発 所要時間 値段
羽田空港 07:00 07:40 - -
↓ANA3771 - - 01:45 マイレージ使用(*1)
鹿児島空港 09:25 10:00 - -
↓リムジンバス - - 00:35 ¥1200
鹿児島本港 10:50 12:00 - -
↓高速船 - - 00:35 ¥7500(*2)
屋久宮之浦港 13:50 14:10 - -
↓路線バス - - 00:35 ¥1000ほど
屋久安房(警察署前) 14:50 - - -
  • (*1)マイレージ使用だったため、朝早い便しか確保できず
  • (*2)往復切符を購入した場合の、半分に相当。片道の場合は¥8400

安房から登山口(淀川登山口)へのアクセス

駅、手段 到着 出発 所要時間 値段
安房 - 06:00 - -
↓タクシー(*1) - - 00:45 ¥5000強
淀川登山口 06:45 - - -
  • (*1)宮之浦岳縦走の最もポピュラーな登山口は淀川登山口だが、ここへの直接のアクセス手段はタクシーしかない。ヤクスギランド・紀元杉まではバスがあるが、朝遅いことと、停留所から登山口までに数十分歩く必要がある。タクシー会社は複数あるが、縦走者が多く使って出払うため、早めの予約(電話)をおすすめする。

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淀川登山口近くの杉。屋久島に来たということを実感させてくれる。すっきり晴れていたのは、登山開始直後の数時間だけだった

白谷雲水峡(下山口)から宮之浦(街の名前)までのアクセス

駅、手段 到着 出発 所要時間 値段
白谷雲水峡 - 12:00 - -
↓路線バス - - 00:45 ¥1000くらい
宮之浦港(*1) 12:40 - - -
  • (*1)宮之浦〜安房を結ぶ路線バスの停留所にはほとんど停まらないため、要注意。「小原町」停留所で乗り換え可能(自分は実践していない)。

屋久島から東京へ復路

駅、手段 到着 出発 所要時間 値段
屋久宮之浦港 - 10:45 - -
↓高速船 - - 01:50 ¥7500
鹿児島本港 12:35 12:50 - -
↓リムジンバス - - 00:50 ¥1200
鹿児島空港 13:40 15:40 - -
↓ANA3778 - - 01:40 マイレージ使用
羽田空港 17:20 - - -

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帰りはとても晴れていて、前日の土砂降りが嘘のよう。高速船トッピーも、往路とちがって気持ち悪くなることはなかった

参考となるウェブサイト

このサイトをメインにして、各交通手段のサイトにアクセスしたり電話したりするのが良いと思います。
時刻表のページを何度も開くのは面倒なので、私はどんどんEvernoteに保存していきました。
www.yakushima-info.com

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