持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

料理は基本原則、汎用知識を体得するととても楽しいし失敗しない。学ぶ過程も楽しい。

ある記事に対するコメントに賛同をいただいたのでもう少し書こうと思います。

料理の手順がフローチャートになって紹介されている本『理系の料理』がわかりやすい!「適量ってどのくらいだよっていつも思うからこれほしい」 - Togetter

この著者、フローチャート書いたことないだろう。料理で必要なのは、塩は全質量の0.6%だとか、香りは油に移すものだとかそういう汎用的知識だと思うし、それこそが理系が求めているものなのではないかな

2019/02/22 09:53

ブログ記事リンク貼り付けたら文字数足りなくなってしまったので、元々のコメントも書き残しておきます。

この著者、フローチャート書いたことないだろう。料理で必要なのは、塩は全質量の0.6%だとか、香りは油に移すものだとかそういう汎用的知識だと思うし、それこそが理系が求めているものなのではないかな

勝間和代さんもブログで書かれていますが、いくらたくさんのレシピを知っても料理は楽にならないし、うまくもなりません。
katsumakazuyo.hatenablog.com

原理原則のようなものを知る・体得するのが大事だと思います。私の場合、

  • 良い料理本に出会ってその知識を何回か実践して体得する
  • なんか美味しくならないなと感じるときに、やり方を変えてみる(レシピの内容にこだわらない、逸脱する)

という流れでしょうか。

少し紹介すると

  • 塩(醤油などを塩換算することを含める)は全質量の0.6%(上記記事にも書かれている)
  • にんにく、しょうが、クミンといった香辛料は香りを油に移す。香辛料そのものは絶対に焦がさない。必要とあれば取り除く。
  • 鉄のフライパンは熱いボウルだととらえる。強火にするのはステーキを焼くときくらい。
  • 揚げ物をするとき、油の温度は音で判断する。コンロの温度計測機能は当てにならないし、温度計を挿すと邪魔。
  • 肉は火を通しすぎない。肉と野菜が一緒になる料理は、先に肉を焼いていったん外に出して最後に戻すか、煮物などでは最後に加える。
  • 同時に火を通すものは、同時に火が通るような形・サイズに切る。

私が愛読している料理本は以下です。小林カツ代さんのは読んでいるだけで「料理やってみようかな」と思える楽しい本ですが、作るともっと楽しい。ただ、レシピ部分が本文の内容と異なっているところが多いのが玉に瑕で(編集されたものなので仕方がない)、私は自分でレシピを本文に合わせて手書きで修正しています。

ウー・ウェンのきれいな炒めもの

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