持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

OnePlus 7T: パフォーマンスを犠牲にしないコストパフォーマンス。完成度が非常に高い超高速スマートフォン

OnePlus から出ているOnePlus 7Tを購入し、2週間前に手元に届いた。2週間ほど使用し、ほとんど不満を感じないその出来に大変満足している。
実は発売直後に BangGood という中国系通販サイトでクーポン割引購入していただが、待てど暮らせど届かなかった。とは言え、サポート窓口の対応は丁寧にメールベースでやり取りができたので、最終的な再送か払い戻し対応してくれそうだということで不安はなかった (中国語は話せないので英語でやり取りしていた)。発送から2ヶ月経っても届かないので、払い戻しを受け、クーポンなしでも少し安くなっていたAmazonマーケットプレイスで購入した。

Oneplus 7T (HD1900) Dual SIM256GB+8GB RAM (Glacier Blue/ブルー) SIMフリー/ 6.55インチ/ Warp Charge 30T/ Snapdragon 855+

私は60,980円で購入したが 2020/02/02(日)時点では67,500円で表示されている。結果的に購入タイミングがよかったのかもしれない。いずれにせよこの価格帯は驚異的だと思う。iPhone 11 Pro は高すぎるが、これははっきり言って安い。

購入の経緯、選択のポイント

iPhone SE -> Huawei P20 Lite -> Huawei Mate 20 Pro の順で使用してきた。Mate 20 Pro は所有ではなく試用というかたちだ。AppleAndroid 端末、コスト重視端末とハイエンド端末を使用してきた結果、以下のことが分かった。あくまで、自分の使い方に沿った評価ポイントであり、万人共通では無いことは了承いただきたい。

  • お金を払ってでもパフォーマンスを入手すべし。遅い端末はストレス以外の何者でもない。
  • コンパクトカメラを持ち歩かないいま、家族の写真や動画を撮影するためにある程度のカメラ・ビデオ、特にズーム性能が必要だ。
  • Mac / iPad ユーザだが、Appleスマートフォンでなくても不自由はない。唯一iPhoneで便利なのはAirDropで写真を共有する場面くらいだ。
  • 画面端がカーブしていなくてしっかり持てること、というのは結構大事。
  • Simejiの日本語音声入力のしやすさからAndroidを手放せない。

P20 Lite は、ほんとうに遅くてほんとうにストレスがたまった。 Mate 20 のサクサク感で、ここまで違うのかと感じた。一方Mate 20は画面のカーブが自分の手・持ち方に合わない。そういった経緯があった。
中途半端にお金をケチってストレスをためるくらいなら、お金 (ただし本来の意味でリーズナブルつまり理由が伴う価格) を払ってパフォーマンスを手に入れよう。そうして、Android 端末のパフォーマンスを比較していたところ、Antutu ベンチマークで上位を占めているOnePlusというメーカーを知った。
www.antutu.com

さらに調べると、ハイエンド機で日本ではマイナーなもの (たとえば、価格.com でランキングされないもの) は、日本のLTE / 4G 回線に対応していないものが多いことも分かった。自分は IIJ mio の docomo 回線であるため、その点での適合性も探り、Oneplus 7T のグローバル版に行き着いた。

良いところ、ほんのわずかにある悪いところ

2週間ほど使用した感想は以下のとおりである。

長所

  • 反応がとても高速。爆速と言っても過言ではない。ベンチマーキングの結果は嘘ではない。
  • 顔認証が超高速。速すぎて、通知の内容を見る暇がなく解錠してしまう。
  • 画面内指紋認証が高速かつ優秀(誤認識少ない)。Mate 20 Pro の画面内指紋認証は使いものにならなかったが、完成度が全く違う。
  • ハードスイッチとして鳴動・バイブ・サイレントが選択できるのは良い。ここをスイッチとして残したか!と感心している。
  • 3眼レンズによるズーム写真も良い。さすがにハイエンドコンデジ (私はCanon G7X) と比べるのは酷な話だが、実用には何ら問題ない。
  • ノッチエリアが小さいのでほとんど気にならない。

わずかな短所

  • 重い。画面の大きさによるのだから、これは仕方がない。
  • 電池の持ちが悪い(気がする)。定量的な比較はしていないが、他ユーザの評価でもこの点が唯一の欠点としてあがっていた。

まとめ

iPhone 11 Pro が11万円で売られているところ、6万円強で入手できたこのスマートフォンは本当の意味でコストパフォーマンスが高かった。パフォーマンスを犠牲にしないコストパフォーマンスである。