持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

「奇跡の人」鑑賞

 話題になっているかどうかはわからないけれど、石原さとみヘレン・ケラーを演じている、「奇跡の人」を見てきました。http://eplus.jp/sys/web/theatrix/special/miracle.html
 懸賞に応募したら、当たりはしなかったけれど安く買えたので行ってきました。
 初青山劇場。それ以前に、宮益坂の上ってあんな風になっていたんですね。


 思っていたよりもよかったです。石原さとみ、頑張っていたと思います。俳優・女優、みんなけっこうかんでましたが。「そこ言い直さんでもええやろ!」ってところまで言い直していました。
 クライマックスのシーンは、そこまで持っていく流れがちょっと強引な気もしましたが、ぱらぱらと拍手も起こっていました。ああいうときは拍手していいのかどうかわからず、「ああああどうしよう拍手したいけどなんかちがったらまずいよなあ」的な戸惑いが観客全員に起こったに違いありません。どっかにルールブックおいてないんでしょうか。


 何よりも驚きだったのが自分の後ろに座ってる女性が「ヘレン・ケラーって何やったひと?」とか言ってたことです。あなたは何しにきたんですか。誰だって小学生のとき伝記読むでしょう。エジソン野口英世ヘレン・ケラーあたりは王道ですよ?
 その人に、「お前知らないの?」と、詳しく説明していた彼氏らしき人はよく知っていました。やるじゃない。昨日調べたんじゃなければ。


 ところで、邦訳は「奇跡の人」ですが原題は"The Miracle Worker"であって、明らかにサリバン先生を指しています。