持つべきものは妙なこだわり

変なところにこだわってこそ、世界が面白く見えるよね

Obsidian 起動時のページ構成を再考:上段 Daily Note, 下段 固定ページに設定する方法

Obisidian 起動時のページ(タブ)構成を、「固定ページ、昨日のDaily Note、今日のDaily Note」に設定する方法を以下の記事で紹介した。 covacova.hatenablog.com 上下段に分けた方が同時に複数のページを開いた状態に出来ると分かり、この表示方法が自分にと…

大学で学び直す具体的イメージを持てる『もっと学びたい!と大人になって思ったら』(伊藤賀一)

『もっと学びたい!と大人になって思ったら』(著:伊藤賀一、ちくまプリマー新書) を読んだ。 もっと学びたい!と大人になって思ったら (ちくまプリマー新書)作者:伊藤賀一筑摩書房Amazon ちくまプリマー新書は、難しすぎず、それでいて骨のある知的好奇心を…

Obsidian 起動時に「(左) 固定ページ + 昨日 // (右) 今日のDaily Note」を左右スプリットして自動表示する設定ガイド

Obsidianを立ち上げた瞬間から Daily note へのメモ書きをスムーズに始めたい。そのために、固定ページ+昨日のDaily Noteを左に、今日のDaily Noteを右にスプリット表示した状態で自動起動する設定を確立した。以下にその構成と設定手順を記録する。これを1…

『鏡の中の物理学』(朝永振一郎) で素粒子の不思議さに触れる

『鏡の中の物理学』 著:朝永振一郎、講談社学術文庫 を読んだ。 鏡の中の物理学 (講談社学術文庫 31)作者:朝永 振一郎講談社Amazon 縁あって身近になった東京大学の生協書籍部 (本屋さん) で学生向けに推薦されていた「読書マラソン100冊」だったかの中に入…

『図解 つくる電子回路』(ブルーバックス) を読んで工具の丁寧な使い方が分かったら、いざ電子工作実践!

『図解 つくる電子回路』 (著:加藤ただし、ブルーバックス刊) を読んだ。「電子工作を自分の手でどうやるとうまくいくか」を、題名のとおり豊富で大きな図を利用してとても分かり易く解説した本だ。 図解 つくる電子回路 : 正しい工具の使い方、うまく作る…

『時間のデザイン』(井上新八) とObsidianとChatGPTが素晴らしくリンクして新たな習慣が根付いた

『時間のデザイン』(著者:井上新八) を読んだ。 久しぶりに開いたFeedlyで朝日新聞の書評記事「好書好日」のRSSを眺めていたら、この『時間のデザイン』というタイトルが目に飛び込んできた。記事は読まずとも直感で「これは読むべきだ」と感じ、即購入。 …

Obsidian でタグ付き文と所属ノートを一覧表示する DataviewJS スニペット

背景:棚卸しのハードルを下げたくて 最近、Obsidianでノートの整理をしている中で、「進行中」「アイデア段階」などのステータスタグをうまく棚卸ししたいなと思っていた。 例えば #idea, #ongoing のようなタグを使って分類しているメモについて、 どのノ…

連休最終日は10時出発&帰ったら即お風呂!満足度MAXで終わらせる

連休で行った旅行って、つい最後の最後まで遊び尽くしたくなる。 せっかく時間とお金をかけて遠出してきたんだから、ギリギリまで遊んで帰らねば...と思う気持ち、よくわかる。 でも、何回か経験してたどり着いたのが、「最終日は昼前にさっさと帰る」という…

『宇宙人と出会う前に読む本』読書記録: テーマと視点は良いが表現と設定が読者を冷めさせる

「将来宇宙人とコミュニケーションが取れるようになったとき、宇宙で共通の考え方・知識は何になるか?」というテーマはとても興味深いと感じたのだが、果たして期待に応えてくれたか? だいぶ前に読んだ本 (2024年秋ごろだったか?) で、たしか特に平積みに…

「片手落ち」が差別的と捉えられる可能性:「一面的」を使っていこうと思う

「片手落ち」という言葉が差別的と捉えられる可能性があるから避けたほうが良い、と同僚から指摘されて代替用語を自分なりに考えたので記録・共有する。指摘をしてくれたことはとてもありがたい。こういう事は自分だけでは気づけない。 「対応や配慮が一方に…

『生きのびるための事務』未来の自分には一秒たりとも好きでない時間は入れない

『生きのびるための事務』著者:坂口恭平、出版社:マガジンハウス 生きのびるための事務 (SHURO)作者:坂口恭平,道草晴子マガジンハウスAmazon 読み終わりは数ヶ月前 (2025年1月だったか?)。 平積みで話題になっていて話題になっていて、マンガベースで読み…

『不自然な宇宙』で自分の「宇宙の果て観」がまったく誤っていたと知った

この本について:「この」宇宙はとても不自然、だから他に宇宙があるはず タイトル:不自然な宇宙 著者:須藤靖(東京大学教授) 出版社:講談社ブルーバックス 宇宙物理の超基本をやさしく噛み砕きながら、「なぜ私たちの宇宙は“こう”なのか?」という深い…

Bluetooth デュアル接続イヤホン: PC/MacでWebミーティング中にスマホ通話に強制切り替えさせたくない

最近、OpenFitのBluetoothイヤホンを MacBook と Android (Galaxy) スマートフォンのデュアル接続 で使っているのだけど、一つ困ったことがあった。それは Webミーティング中に電話がかかってくると、強制的にスマホに切り替わってしまい、Webミーティングの…

『「好き」を言語化する技術』(三宅香帆):やばい、なんかよい、という伝え方では自分が納得いかない!

『「好き」を言語化する技術』 (三宅香帆) を読んだ。『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の著者であったし、「わかる... 良い本を紹介したいときこそ表現が出てこない!」という体験が数多くあったので、すぐさま購入して2日で読んでしまった。 「好…

子供3人を一列に乗せて後方衝突安全と荷物スペースを確保できる自動車フォルクスワーゲンのトゥーランを購入した(2022年): の選択肢は今(2025年)も多くない

この記事は2021年10月に3人目の子供が生まれてきてくれたときに書き留めた記事だったが、公開していなかった。しかし2025年になっても「子供3人を一列に乗せて後方衝突安全と荷物スペースを確保できる自動車」の車種は変わっていないと思うので、ここで公開…

Obsidianの保管庫 (Vault) をGoogleドライブ経由でMacとAndroidで同期する方法

記事更新 2025/5/9: 関連記事として、タグ付き文を抽出・一覧表示する dataviewjs snippet の記事を紹介 (最下部) はじめに & 背景 ObsidianをMacとAndroidで使用する場合、まず思いつくのが Obsidian Sync を用いる方法だ。これを自分も採用してきたが、有…

『入門 日本美術史』(山本陽子): 親しみやすいたとえを交えて歴史の流れと重要美術家を追う

『入門 日本美術史』(山本陽子、筑摩書房) を読んだ。『西洋美術史入門』(池上英洋、ちくまプリマー新書) とセットで本棚に置いておきたい本だ。カラー新書 入門 日本美術史 (ちくま新書)作者:山本陽子筑摩書房Amazon美術館に行けていない。最近訪れて記憶に…

Bluetooth イヤホンのペアリングが出来ないトラブルの解決:スマホの「リセットオプション」(Google Pixel 7a)

Bluetooth イヤホンのペアリングが失敗続きの場合、スマホのリセットオプションを試すとうまくいくかもしれない。

DIE WITH ZERO:ビル・パーキンス - 定量事例の紹介がなくて残念

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール作者:ビル・パーキンスダイヤモンド社Amazon読み終わり:2024/6/24書店に平積みされていて、過去に読んだ本 (『シンプルで合理的な人生設計』(橘玲)だったと思う。他でも参照されていたかもしれない) で参…

『サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ』正垣泰彦:サイゼリヤの経営哲学

サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ作者:正垣 泰彦日経BP 日本経済新聞出版本部Amazonサイゼリヤの2024年現在会長の正垣氏の著書である。中高生時代は底までお世話にならなかったが、子供がいる家族となってはサイゼリヤ…

『凡人が天才に勝つ方法』つんく♂ - 伊達ではないプロフェッショナリズム

凡人が天才に勝つ方法: 自分の中の「眠れる才能」を見つけ、劇的に伸ばす45の黄金ルール作者:つんく♂東洋経済新報社Amazonつんく♂の note を以前読んでおり、この「三すくみ」構造を完全に納得できたわけではなかったが、この人の「プロの定義」が具体的であ…

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆 - いつだって新しい興味(シグナル)はノイズから出てくる

なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書)作者:三宅香帆集英社Amazonブログや書店でも多く取り上げられている話題書で、題名を知ったときから読みたいと思った。まさに自分の今の状況ではないか、どうやったらこれを打開できるのか知りたい、と。…

『客観性の落とし穴』:個人ストーリー重要性の見直しと、落とし穴の落とし穴

『客観性の落とし穴』著:村上靖彦 を読んだ。 ちくまプリマー文書は平易な言葉で読みやすく入門書として適している。書店で平積みされていたので手に取った。客観性の落とし穴 (ちくまプリマー新書)作者:村上靖彦筑摩書房Amazon病に伴って、自分は「ほんと…

『エッセンシャル思考』とその先の実践

『エッセンシャル思考』(グレッグ・マキューン) を読んだ。長らく「読みたい本リスト」に入っていたところ、『シンプルで合理的な人生設計』(橘玲)でも言及されていたためついに読み始めた。エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする作者:グレッグ・…

多ジャンルノンフィクション指南書としての『シンプルで合理的な人生設計』橘玲

『シンプルで合理的な人生設計』(橘玲)は、多ジャンルのノンフィクション指南書として良い。シンプルで合理的な人生設計作者:橘 玲ダイヤモンド社Amazonメタ自己啓発本つまり様々なジャンルのnon-fictionを搔い摘まんで紹介し繋げている本であるとウェブ記事…

『魚にも自分がわかる』定説を覆す研究者ストーリーが面白い

『魚にも自分がわかる――動物認知研究の最先端』著者:幸田正典、ちくま新書魚にも自分がわかる ――動物認知研究の最先端 (ちくま新書)作者:幸田 正典筑摩書房Amazon認知、認知神経、生物学に興味がある人や、研究者とはどのような方法で新たな学説を唱えてい…

三島由紀夫『命売ります』を読んだ

三島由紀夫の『命売ります』を読んだ。命売ります (ちくま文庫)作者:三島 由紀夫筑摩書房Amazon金閣寺や潮騒とは違う三島が読めると聞いて、読んだ。エンタメ的な雰囲気でスリリングな場面はあるものの、全体及び畳み方は今ひとつだと感じた。終盤、命の危機…

時間変化とドラマチック要望本能を意識して世界を認識しよう:『ファクトフルネス』ハンス・ロスリング

『ファクトフルネス』著:ハンス・ロスリングFACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣作者:ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド日経BPAmazonミリオンセラーであること…

『音楽と数学の交差』それぞれへの興味の扉を再び開けるきっかけになる

『音楽と数学の交差』著・桜井進、坂口博樹音楽と数学の交差作者:進, 桜井,博樹, 坂口大月書店Amazon 平均律・純正律、等比・等差数列、素数などの言葉を聞いたことがあってその関係性に興味があるという人はさらりと読めて面白い本だと思う。そして、数学的…

気候変動問題を技術目線で解決に挑む -- 『地球の未来のため僕が決断したこと』ビル・ゲイツ

『地球の未来のため僕が決断したこと』著:ビル・ゲイツ地球の未来のため僕が決断したこと 気候大災害は防げる作者:ビル ゲイツ早川書房Amazon子供時代に地球環境保護にとても興味があったことを、皮肉にも昨今の気象異常が定常化していることで思い出し、さ…