持つべきものは妙なこだわり

執着もいずれ愛着に変わる

DIE WITH ZERO:ビル・パーキンス - 定量事例の紹介がなくて残念

読み終わり:2024/6/24

書店に平積みされていて、過去に読んだ本 (『シンプルで合理的な人生設計』(橘玲)だったと思う。他でも参照されていたかもしれない) で参照されていたことを思い出し、読んでみた。

新たな知見はほとんど得られなくて残念だった。収入・貯蓄・投資の規模に応じてどういう風に die with zero に近づけていくのかという定量的な例示を期待していたが、そのような紹介は一切無かった。「お金の価値を最大に味わえ、経験と思い出に変えていける年齢のうちに使っていこう」という主張を真新しく思う方は読むと良いが、この一文で内容が想像できる方は改めて読まなくて良いと私は思う。

そんななかでも以下の2点は自分に響いたので、記録しておく。

  • 自分が死ぬとき (80歳と仮定) に子供財産を分け与えても、喜ばれる・お金を必要としている時期は過ぎている。もっと早くから与えていこう
  • やりたことを「死ぬまでにいつか」ではなく、5年あるいは10年区切りの年齢時期に分けてグルーピングする「タイムバケット」方式で整理する。これにより、体力とお金の両方を必要とする「やりたいこと」を若いうちに実施しておくことを認識できる。
過去の読書録

covacova.hatenablog.com
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橘玲の『シンプルで合理的な人生設計』から『エッセンシャル思考』(マキューン)に引き続き、本記事の『DIE WITH ZERO』の読書に至った。