持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

日本語

豊かな副詞表現、本来と近年の使われ方

日本語の副詞は表現を豊かにしてくれるが、(まさに)ややもすると誤用しがちだ。一方で、言葉はより一般に受け入れられている意味がその時代における意味でもあるから、扱いが難しい。 そんな副詞に出会ったら、辞書をひいて(辞書に書いてある程度での)本来の…

相手がどう受け取るか分からない「やぶさかでない」などの表現は使わないことも意思伝達技術

「〜するに、やぶさか(吝か)でない」は、本来「喜んで〜する」という意味だが「仕方なく〜する」という意味で使う・理解する人が少なくない。 dictionary.goo.ne.jpこのような言葉は表現を豊かにしてくれるものの、どう受け取られるか分からない (自分の意図…

面倒なのは敬語・丁寧語ではなく、タメ語と使い分けるスイッチを脳内で切り替えることではないか

英語と異なり、日本語には敬語や丁寧語があり、それがコミュニケーションの、迅速性を失わせているという考え方があります。この考え方は理解できるものの、実際に面倒なのは敬語・丁寧語そのものではなく、話し相手あるいは状況に応じてタメ語(タメ口)を使…

苦節十年は「10年」ではなく「長年」という意味

苦節十年の十年は、10年という具体的な期間を指しているわけではなく、長い年月を意味しています。苦節十年(くせつじゅうねん)の意味 - goo国語辞書苦節三十年と書こうとして、何かリズムが良くないな、と調べた甲斐がありました。

「〜のように、~ない」という表現は一瞬の迷いを生むので「~とは違って、~ない」が良いと思う

僕は田中君のように、足が速くない。 という文章だと、一瞬迷ったあとに「ああ、田中君は足が速くて、君は足が遅いのだな。」と理解するのだけれども、どうしても一瞬の迷い(田中君も足が速くないという文意を捉えてしまう瞬間)を拭い去ることができないよ…

「佳境に入る」は「とても忙しくなる」ではなく「面白くなる」という意味

「佳境に入る(いる・はいる)」という表現、ややもすると「とても忙しくなる」という意味で使いがちです。 ◯◯プロジェクトが佳境に入っているなかお手数ですが、〜〜の手続きをお願いします。 様々なレファレンスに当たりました(この記事の後半に記載)が…

「至難の技」ではなく「至難の業」が適切:「業」は能力、「技」は特定の技術

「至難の業(わざ)」が正しく「至難の技」は誤りであるはずですが、後者で使用している例が多く目にするため自信が揺らぎました。インターネット上で可能な範囲で調べました。 まず、Google予測変換では「技」が上位に表示されます(2017.10.07現在)。正しさ…

信憑性(しんぴょうせい)は「薄い」ではなく「低い」が適切だろう

【修正 2019.04.26】記事作成時点で参照していたウェブページへのリンクが切れていたので、別のサイトへのリンクに交換しました。 信憑性は「高い」「低い」が自然 「信憑性(しんぴょうせい)が薄い」という表現は、適切なのでしょうか。 「薄い」を用いて…

「意にそぐわない」は誤り、「意に沿わない」が正しい:辞書引きの楽しみ

【追記 2020.08.29】関連記事に、副詞表現の記事を掲載しました。 豊かな副詞表現、本来と近年の使われ方 - 持つべきものは妙なこだわり【追記修正 2019.04.26】左記日付現在、最も読んでいただいている記事であるため、文章表現を少し改めました。 ふと「意…