本の面白さとは、自分にとって「新しい何か」を得る・味わうことだと思う
本の面白さとは、本を読んだあとに「ああ面白かった!」となるというのは、一体どういうことなのでしょうか。
以下の質問回答にある「自分の思考への刺激」という評価軸に私は賛同します。賛同しますが、もう一歩分解したいのです。
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精神的な「刺激」とは何かを考えてみると、「今まで経験していなかったこと」と言い換えられる感じがします。つまり自分にとって新しいということ。本が面白かったときに感じる「新しさ」について自分の過去の読書体験を思い出すと、以下に分けられる感じがします。
- 新しい考え方:今まで見た・知っていたものに対して、新しい視点を与えてくれた。「知識体系」と比較して、より生活に寄り添っていたり既知の分野に対して得られる刺激。
- 新しい知識体系:今まで知らなかった分野を教えてくれた。「考え方」と比較して、そもそも世の中にそんな分野があったことを知らなかった、という読書体験。
- 新しい文章技術:今までの読書では表れなかった、文章を書く技術・表現。映像や実体験ではなく読書(特に小説)特有の感動。
- 新しいドキドキ:今まで経験してこなかった、新しい胸のドキドキ。語られる物語から得られる、理屈抜きでの感情。
「感じがします」とわざわざ書いているのは、自分の心でそういう感じがするというのが唯一の根拠であり、他の方々に適用できるかどうか全く分からないからです。しかし、このブログで読書録を記事にするときに、ただ「この本は面白いよ!」だとあまりにも稚拙だし伝えたいことが伝わらないでしょう。ほんの少しでも伝わるものが増えれば幸いという思いで、今後の読書記事ではこれらの「面白さ」のどれにあたっているのかを書き残すことにします。