ショパンのスケルツォ3番は自分が弾くにあたって、YouTubeにあがっている演奏をいろいろと比較しました。
いろいろ聴いたなかで、そのとき私が最も好きだったのはリヒテルの演奏です。
キラキラと降りてくるところがこの曲のミソであり最難関であるのですが、そのリズムが楽譜に忠実であろうとしながら、まったく力みを感じさせず、一音一音がすべてきれいに響いているのが、とても好きなのです。
アルゲリッチの演奏は、自分の持っているCDの録音での弾き方があまりに速すぎて好きでなかったのですが、ショパンコンクールの録音はよい。やり過ぎ感がない。改めて聴くととても良いです、これも好きになりました。
好き勝手言っておりますが、好き勝手言って微妙な違いを楽しむのがクラシック音楽の楽しみ方でもあります。