持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

ざぎん

 11月3日に、銀座ジャズフェスティバルに行ってきました。
http://www.ginza.jp/ginzajazz2006/
 三越屋上で、Blue Aeronauts Orchestra(featuring Tiffany)と、小沼ようすけバンドを聴いてきました。

 その前に、銀座、人多い。みんな何しにきてるんですか。

 三越は、母親に福袋買いにいかされ、ろくなものが入っていなかったという苦い思い出があるのですが、屋上ライブは意外と人でいっぱい。しかしやはりというべきか年齢層高い。

 まず、換気扇うるさい。デパート全域を喚起するファンがまわってるから静かな曲まったく聴こえん。さらに、PAが悪いのか機材が悪いのか、低中音がいまひとつ効いてない。

Blue Aeronauts Orchestra

 女の人だけでビッグバンド。
 でも正直ソロがいまいちな感が。。サックスのアンサンブルはいい感じだったけど。トランペットは高音いまいち出てないし、ピアノはちょっとリズムずれてるような。アルトサックスの人はいい音出してました。テナーサックス・フルート・クラリネットっていうマルチな人もいて、それはおもしろかった。
 マイクのせいなのか演奏者のせいなのかPAのせいなのか、トロンボーンが全然聴こえんかった。あの音色好きなのに。

 曲目は、オリジナルと、Sing, Sing, SingにMantecaだったかな。初心者なりに認識できた曲はそれだけでした。すいません。Sing, Sing, Singはもっとノリノリなドラムと、なんとも言えぬ雰囲気を出すクラリネットをもっとききたかった。やっぱベニー・グッドマンがやってるソロはあらためてすごいな。

 ゲストボーカルのTiffanyはすごかった。声すごい通ってる、っていう月並みな感想しか言えません。すっごい明るい声質だったから、ビッグバンドの派手さにはよくあってました。トリオとかとだったら、もう少し暗いほうが好きだけど。
 おもろかったんは、楽屋とかないので、立ち見の聴衆をかき分けながら入ってきたところ。スタッフの人が「すいませ〜ん」とかいいながら道を作ってたんですが、おばちゃんが、
「まったく、もっとあっちを通りなさいよ」
とか独り言で怒りつつもちゃっかり空いたスペースに潜り込んでいったのを見て、日本の将来の安定性を確信しました。

小沼ようすけバンド

 HAMMOND b3, guitar, wood bass, drumsという編成でした。
 ベースの人みたことあるなあ、と思ったら、木住野佳子さんのライブのときにベースやってた鳥越啓介さんでした。相変わらず遠い位置にいたのでベースソロはいまいち聞き取りにくかったんですが、それでもうまいとわかりました。ウッドベースってあんなにいろいろ弾き方あるんだね。
 小沼ようすけさんは、ソロのフレーズのバリエーションが豊富でした。ギターのジャズはあんまり聴いておらず何もコメントできませんが、なんというか勉強になりました。でも最後の曲はギターソロいくらなんでも長すぎた気が。笑
 b3弾いてた人も要所要所で巧みでした。あの音色好きなんだよね。
 ドラマーすごかった。そりゃードラムソロもすごいんだけど、静かな曲でさりげなく聴かせるリムショットやシンバルがまじうまい。風貌に似合わず音がやさしい。どうやってやってんだあれ。もうちょい近くでみたかった。

そんなこんなで

 今日は自分のバンド練習ありましたが、いろいろと思うことあり。自分が楽しくなるのもいいんだけど、やっぱりいい音楽を弾いて聴いてもらいたいですな。

 やっぱりプロの音を聴くと勉強になります。