持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

登戸での殺傷事件。マクロで社会的・中長期的な活動とともに、ミクロな襲撃対策を忘れない

川崎、登戸で児童らが襲撃を受ける、恐ろしい事件がありました。
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これに対し「死にたいなら勝手に死ね」という、ややもするととってしまう姿勢・考え方そのものがこのような犯罪を生んでいるのだという記事を読み、自分は反射的にそう思ったりしていなかったかと問うたとき、正直なところ自信はもてません。追い詰めるのではなく、救いの手を延べる社会を築いていくための努力を、思考停止することなく自分の身近からやっていきます。社会的な地位・権力を持たない一国民としては、小さく局所的に声を上げ続けるのが遠いようで近道なのだと思います。

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一方、このような場面に出くわさないとも限りません。そういう場合は現場での瞬時の対応が求められます。この瞬時の対応は、それまでにどれだけリアリティのあるシミュレーションを頭の中及び体の動きとして実施してきたかがものを言うのだと確信しています。

刃物を持った相手には、たとえば公共交通機関内であれば座面が盾として有効であるのだと知ったことが、記憶に新しいです。2018年6月ごろの、新幹線内での襲撃事件です。
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自分一人のときはどうか。リュックを前に抱えることで致命傷は避けられそうだ。
子供、妻と一緒にいたときはどうか。ベビーカーを押しているときはどうか。どのような隊列を組むことが、全員のけがを最小限に抑えられるか。
常に考えるというのは難しいけれど、(望ましいことではないが)このような事件のたびに再度考える訓練を続けるしか、安全の確率を高めることはできないのだろうと思います。

昨今の自動車による事件報道を受け、すべての自動車は凶器になり得て、予想外の動きをするのだというマインドで歩道・横断歩道を歩く習慣は身につきました。自分と自分の家族の身は、自分で守るしかありません。まずは意識、現実味のあるシミュレーションです。