持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

『坊っちゃん』夏目漱石: 素直に生きられなくなった大人が読むから痛快

坊っちゃん (岩波文庫)

坊っちゃん (岩波文庫)

どまっすぐな「坊っちゃん」の吐く言葉が実に面白い。つい、にやっとしてしまうくらいだ。苦く駆け引きが必要な人間関係や経験する年齢になって読むと、こんなに面白い作品だったのだな。