持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

舞台挨拶

 舞台挨拶(でよかったかな?)をはじめて見た。昨日だけれど。「陽気なギャングが地球を回す」と観て来たのだ。伊坂幸太郎フリーク3人(自分含む)と、映画館初体験であるJトイとで計3人だ。しかし初体験とは天然記念物ものである。
 挨拶には、大沢たかお鈴木京香佐藤浩市加藤ローサ松田翔太(+変な髪形の監督前田哲)が来た。豪華絢爛である。
 大沢たかおは背が高い。黄色い声があがる。鈴木京香は年齢を感じさせない風貌。加藤ローサ顔小さい。松田翔太松田優作の息子とか。佐藤浩市はやはりオーラが違った。しかし一番面白い。
 映画は、原作を読んだ者としては、いまいち。まずラブストーリーになっているのが信じられん。それに、あからさまに笑いをとりに行くのではなく、あのキャスティングなら原作に忠実にできたのではないか。オチも、既読者をびっくりさせるために変えてあったが、それによってベタなオチになっていた。1500円のうち1000円は舞台挨拶だったと思おう。
 映画はおすすめできないが、小説はオススメします。一押しは間違いなく「ラッシュライフ」。