持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

一日一難

まさに、一日一難。

一日目

メンバーが飛行機に乗り損ねそうになる。
ゲートの職員さん半ギレ。
乗ったら乗ったで、重要な部品が壊れていて二時間待機。
サンフランシスコに着くと、当然のごとく乗り継ぎの便には乗れず、手配された便まで5時間を適当にすごす。
空港職員のやたらからんでくるおばちゃんとの素敵な出会いがあった。

二日目

3年の別チームが全員目覚めないというミラクル。
それによって予定が押したのは悪いけれども、
それにしても責任者が100マイルで爆走というのはいかがかと。
さて砂漠でGOAL地点の緯度経度を測定していると日が暮れ、3メートル先が見えない状態に。
レンタカーのひとつがポールに接触し、右のミラーが吹っ飛ぶ。
見事になくなってしまったのであった。

三日目

感動とともに打ち上げはうまくいくものの、自分の衛星(というかCANSAT)の落下地点が分からなくなる。
衛星からGPS情報は送られてくるものの、砂漠をなめてかかっていた。
4,5時間の捜索ののちようやく発見。
そこは無音の世界。
GPSと車がなければ間違いなく死ぬ。

四日目

比較的問題が少なかった日。
捜索にも慣れて1時間半ほどで発見。
しかし、食料を偏って買いすぎたことが発覚。
トルティーヤとサラミ地獄に陥る。
みんなでがんばった。

五日目

最終調整をして3投目を準備!
したものの、砂嵐。
ここでは砂嵐ないんじゃなかったのかよ〜。
しかもそのあと嵐。(=大雨)
砂漠に雨って・・・。
自然とは恐ろしい。
結局人類は自然の叡智に克てず、打ち上げキャンセル・・・
なんとも悔しい最後となってしまった。
これで今年のARLISSは終了しました。

六日目

発表会のあと、プレゼント交換。
ぼくはスタンフォードのキャップをゲット。
いやー、どっかの有名大と違ってセンスがありますね。
そのあと急いで、車体の右側が異様にすっきりした車で空港まで4時間。
右への車線変更がやたらと緊張した行程であった。
飛行機を乗りついでサンディエゴへ。
ホテルは眺めがよく、ようやく落ち着ける・・・
と思ったら煙くさくないか?
Fire fighter来てるし!
結局エレベーターのモーターの不具合だったけれども、
一日一難はまだ終わらない。

七日目

Old Townでメキシカンな朝ごはんを食べ、
シーワールドで一日じっくり遊ぶ。
ショーがなかなか楽しく、乗り物とショーでたっぷりびしょぬれに。
wetではなく、soakedですから。
地球の歩き方に読者投稿で出ていた激安中華テイクアウトで夕飯を3ドルちょいで購入。
ホテルでゆっくり食べて一日終了。
問題ないようですが、この日から私は風邪でした。
風邪でびしょぬれになるとはなんとも無謀。

八、九日目

シャトルで空港に送ってもらうが、
「ターミナルここじゃないんですよ」
って・・・。
空港バスにのってcommuter terminalへ。
San DiegoからLAへはプロペラ機!
初です。
振動と音がすごいです。
なかなか遅い。
LAから成田へはめちゃめちゃ乾燥した機内をなんとかがんばって過ごし、
日付変更線を超えて日本へ。
さて荷物を取って、・・・
友人のが二つありませーん。
どうやらプロペラ機が小さすぎて荷物が入らなかったとか。体積的に。
明日家に届くそうです。
むしろそのほうが楽だったな。