持つべきものは妙なこだわり

執着もいずれ愛着に変わる

退職交渉時、前職企業が提示したカードは「異なる仕事のアサイン」だけであった

退職交渉・手続きは退職希望日の30日(1ヶ月)ほど前に上司に退職の意思を伝えることから始まり、そこから、手続き上必要な役職者との面談以外に色々な人からの引き止めを受けました。その経験を経て分かったことは、類推を含めて誤解を恐れずに一般化すると

  • 日本の大企業(製造業)は退職交渉時に提示できるカードをほとんど持っていない

ということです。少なくとも、私の前職はそうでした。

  • 持っているカード:別の仕事のアサイ
    • 今担当している仕事からの放免
    • 部署異動
    • グループ会社、関係組織への出向
  • 持っていないカード:待遇の改善
    • 給与、賞与アップ
    • 職位アップ

近頃メディアを賑わす「人手不足」は言葉の選択誤りであり、企業側から見たら「奴隷不足」労働者から見たら「待遇不足」だと私は感じているのですが、退職交渉という場でもその片鱗を見た印象です。