持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

奇跡の奴

 今日は、ARLISSプロジェクト参加一周年記念ということで、参加者で飲みに行きました。もちろん、さくすいである。先日Dいちゃんが12人の予約を入れようとしたらおばちゃんに
「そんなに多いんなら早い時間にしてちょうだい!五時半ね。六時以降こむから。」
と逆に予約時間を指示される。よくよく考えたらひどい店だ。

 それで、行ってみたら貸し切り状態ですよ。どうなってるんですかこれは。

続き

 しばらく経ってしまいました。しかしこれは書きとめておきたい。

 飲みのほうは、いつもどおりの懐かしきメンバーで飲んだので楽しかった。月並みな感想ですがお許しを。実際おもしろかったし。Mさるの家引越しの話などあり。家は学校からは遠くなったものの衛生環境はよくなった、そういえば○○なこともあったなあなどの話あり。
 そんなMさる君ですが、どうやら彼はその日ちょうど卵をきらしてしまったそうだ。そしてそこにたくさんの卵君が食べてくれといわんばかりにたたずんでいる。

Mさる「これ持って帰っても文句いわれねえよな」

 とぼやきながら彼は4個胸ポケットに入れようとしましたが、さすがに4は無理だったので泣く泣く3つにしました。
 さて宴もたけなわ、帰る準備しますかあ。おばちゃんに「ごちそうさまー」と声をかけつつみんなで靴をはきましょう。話題のMさる君も靴を履くために前かがみに。


 ぽちゃっ。   ぽちゃっ。


 さくら水産の床に広がる透明+黄色の粘流体。
 Mさる。
 あんたはすげえよ。
 このために卵を胸ポケに入れていたんだね。感服だよ。あんたにはかなわないよ。
 とまあ僕らは大爆笑、隣の席に座っててできあがったおっさんらは「食え食え食っちまえ〜」と完全にたちの悪い野次馬です。当のMさる君は必死に液体広いあげてます。急いで茶碗の中に入れてます。そして久しぶりの、

Mさる「いいことねえなぁ〜」

 なにを言うか。一個残ったじゃないか。それだけでも神様に感謝しないと。
 そして一同階段を下りる。

一同「いや〜楽しかったね〜特に最後が」

 そしてMさるは靴の紐を結ぼうとかがむ。


 ぽちゃっ。


 ああ、神様。あなたはなんと残酷なのでしょう。笑
 いや、しかし神様は最後の慈悲を与えなさった。


 卵は割れていなかった。


 へこんどったけどな。
 (Mさる、肖像権とか別にいいよな。)