持つべきものは妙なこだわり

執着はいずれ愛着に変わるのである

いまさら院試終了報告

 院試が一日に終了してそのまま中国へと飛び立ってしまったので、その報告をこちらではしていませんでした。
 無事、合格しました。

「ふつーにやってれば受かるよ」

 どうやら、先輩たちがおっしゃっていた「ふつーに」は、「普通に」ではなく、現代でいう「フツーに」=「かなり」だったようだ。普通にやっていては受かりません。そんなことはみんなやっているうちにわかっていきました。量が半端ありません。
 それに大学受験と違うのは、世間が「受かって当然」と思っているところです。さらに現在所属している研究室からは、いまの教授のもとでは不合格者がまったく出ていない。歴史に名を刻むことになってしまうのです。
 さらに、バイトです。バイト先は、確実に、
「院試?期末テストみたいなもんでしょ」
と思っていて、ばしばし夏期講習を入れてきます。信じられない。交渉しなければ落ちるところでした。
 さらにさらにつらいのは、「合格するための条件」がわからないことです。何割とればいいのか、配点はどうなっているのか、やっぱり内部は有利なのか。


 とにかく、8月は苦悶の一ヶ月でした。中だるみもあったせいでよけいに苦しかったです。
 しかし、頭の回転数は受験時代のものまでチューンアップされました。確実に頭よくなりました。みんなこうやって鍛えられていくわけですね。

結果

 結果として、今回は内部生が例年以上不合格という非常に残念な結果になってしまいました。
 一方で、うわさとは裏腹に試験の採点は細心の注意を払って公正に行われているようです。それを知って、大学への不信感は消えて、安心しました。とは言え、試験内容は明らかに内部生には有利な出題になっていることは変わりませんが。

内内定→打ち上げ

 先生から結果を聞くときはもうそれはそれは。
 そしてそのまま楽しみの打ち上げ。
 結果が結果だけに、ほかの研究室に殴りこみはできなかったけれど、打ち上げはおもろかった。
 なぜか先生がうちらの女性事情に首をつっこんでくる。
 I君の話題が一番面白かったですが、うわさの広がりすぎに彼は悩んでいるので、ここでは控えます。うわさの広がりすぎには自分も苦労しました。懐かしいな、2年前か。

続く